静岡県掛川市のアマチュア天文家西村栄男氏が、
2023年に発見した新彗星C/2023P1西村彗星
を発見しました。
その後、西村彗星が、約430年の長周期彗星で
あることがわかりました。
静岡県のアマチュア天文同好会の浜松スペース
ハンタークラブの会員の調査により、約430年
前の戦国時代に彗星が観測されていた記録を
見つけました。
この古記録の彗星が、西村彗星の前の回帰
の可能性があるのではないかといいます。
西村彗星の公転周期を確定するために、米国や
フランスの天文雑誌を通じて世界中の天文の
古記録の情報を求めている。
タイトル画像 西村新彗星(C/2023P1)
撮影者 宇都正明氏 2023年9月1日撮影
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西村彗星(C/2023P1)は最長の周期彗星
2023年8月13日に浜松スペースハンタークラブの会員の西村栄男氏が、
西村彗星(C/2023P1)を発見しました。
この彗星は、太陽に接近するに連れ、明るくなり長い尾を引きました。
この彗星の出現にアマチュア天文ファンは、歓喜し、世界中で話題に
なりました。
その後の彗星の観測によりこの彗星は、周期433年の新しい周期彗星である
ことが分かりました。
433年の周期は、今までの周期彗星の中で最も長い周期となります。
これまでの最長記録は、153P池谷・張彗星の366年になります。

西村新彗星(C/2023P1)撮影者 宇都正明氏
2023年9月1日撮影
約430年前の戦国時代の古文書に彗星の記録が見つかる
発見者の西村栄男氏が所属する浜松スペースハンター
クラブの小和田稔氏代表は、長野県天龍村の熊谷家の
古記録である「熊谷家伝記」の中に「天正19年閏正月掃
星出る」の一節を見つけました。
天正19年(1591年)は、豊臣秀吉が小田原城を
開城させた翌年。
戦国時代の頃になります。
熊谷家伝記に登場する彗星は11個あり、同じ
同好会の会員の金子静夫氏は、西村彗星を除く
10個の彗星については、他の文献の記録と照合
ができたそうです。
熊谷家伝記の記録の信憑性は高いという。
関連情報の提供を呼びかける
現在のところ、1591年の彗星の出現のそれ以外の
記録はみつかっていない。
同じ時期の彗星出現の史料がみつかり、ダブルチェック
ができれば、周期彗星の回帰の有無を同定できるかも
しれない。
浜松スペースハンタークラブの西村さん等は、米国と
フランスの天文雑誌を通じて世界中から古記録の情報を
求めている。
参考及び引用文献
静岡新聞 2025年2月26日付け
西村彗星、掛川のアマ天文家 23年に発見
430年前に観測か 戦国時代古文書に記録
同好会は、1591年当時の彗星の見え方を検証したり、
実際に現地に行き、山の稜線を見に行き、彗星の見える眺望で
あった事を確認したりしました。

1591年3月3日 未明の空 当時見えた彗星のイメージを再現した
参考文献及び引用文献
天界 2024年4月号
「熊谷家伝記」の彗星古記録と西村彗星(C/2023P1)
まとめ
静岡県掛川市のアマチュア天文家西村栄男氏が、
2023年に発見した新彗星C/2023P1西村彗星
を発見しました。
静岡県のアマチュア天文同好会の浜松スペース
ハンタークラブの会員の調査により、約430年
前の戦国時代に彗星が観測されていた記録を
見つけました。
この古記録の彗星が、西村彗星の前の回帰
の可能性があるのではないかといいます。
西村彗星の公転周期を確定するために、米国や
フランスの天文雑誌を通じて世界中の天文の
古記録の情報を求めています。

西村彗星(C/2023P1) 撮影者 田代貞氏
2023年9月10日撮影
1591年の当時、もしかしたらこの光景を見ていた
方がいたのでしょうか
するための更なる情報や記録を幅広く探しております。

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