春の季節になりました。
日が沈むと夜空には、春の星座が広がっております。
春の星座は、天の川銀河の星域から外れるため、遠方の
系外銀河が多く見えています。
かみのけ座やおとめ座には、たくさんの系外星雲が
見えます。
今回は、マルカリアンの鎖の撮影画像を紹介します。
タイトル画像 マルカリアンの鎖 VesperaⅡ
撮影者 静岡県 Jhosua氏
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マルカリアンの鎖

マルカリアンの鎖 VesperaⅡ 撮影者 静岡県 Jhosua氏
撮影日 2025年5月5日
マルカリアンチェイン(Markarian’s Chain)は、おとめ座
銀河団の中心部付近に位置する、複数の系外銀河が鎖のよう
に連なって見える天体群です。
地球からの距離は約6,000万~6,500万光年ほどで、春の夜空
で観察できる代表的な系外銀河の集まりとして知られています。
この連なりの銀河が「共通の固有運動(a common motion)」
をしていることを1960年代にアルメニアの天文学者ベニヤミン
・マルカリアンが発見し、彼の名にちなんで「マルカリアンチ
ェイン」と呼ばれるようになりました。
構成する主な銀河
マルカリアンチェインを構成する主な銀河には以下のものが
含まれます。
- M84(NGC 4374):楕円銀河またはレンズ状銀河
- M86(NGC 4406):楕円銀河、青方偏移(地球に
- 近づいている)を示す
- NGC 4438・NGC 4435:「The Eyes」と呼ばれるペアで、
- 重力相互作用によりNGC 4438の形が大きく乱れています
- その他、NGC 4477、NGC 4473、NGC 4461、NGC 4458、
- NGC 4459なども連なりを構成。

左からNGC4402.M86,M84.NGC4388 SeestarS50 2024年11月22日撮影

NGC4438,4435,M86 SeestarS50 2024年11月22日撮影
「The Eyes」
まとめ
春の星座は、天の川銀河の星域から外れるため、遠方の
系外銀河が多く見えています。
かみのけ座やおとめ座には、たくさんの系外星雲が
見えます。
今回は、マルカリアンの鎖の撮影画像を紹介しました。
この領域には、たくさんの系外星雲が見えます。
スマート望遠鏡で、系外星雲巡りを行うのも
楽しいですね。

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