高性能センサーやAIの画像処理技術の進歩で天体観測が
ぐっと身近になりました。
その技術をコンパクトに集結させたスマート望遠鏡の登場
は夜空の楽しみ方を一変させました。
今回は、春の夜空に輝くM51(子持ち銀河)とM106の
SeestarS50による撮影画像とそれぞれの魅力を紹介します。
タイトル画像 M51 SeestarS50による満月 2024年11月25日
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M51とM106系外銀河
M51(子持ち銀河)は31万光年先に位置する典型的な渦巻銀河で、
その最大の特徴はNGC 5195伴銀河との重力相互作用によって
形成された「グランドデザイン渦巻腕」です。
ハッブル宇宙望遠鏡の画像では、青い若い星団と赤い星形成領域
が交錯する様子が捉えられており、1枚の画像で銀河進化のプロ
セスを観察できます。
M106は2000万光年先に位置する中間渦巻銀河で、太陽の4000万
倍質量の超大質量ブラックホールが特徴的です。
通常の渦巻腕に加え、電波観測でしか見えない「異常腕」が存在し、
ブラックホールのジェットが銀河円盤を貫通することで形成される
赤いガスアーチ構造が神秘的なコントラストを生んでいます。
比較表:二大銀河の特徴
特徴 | M51(子持ち銀河) | M106 |
---|---|---|
距離 | 31万光年 | 2000万光年 |
特異構造 | 伴銀河NGC 5195との相互作用 | 異常腕+ガスアーチ |
中心部 | 活発な星形成領域 | 超大質量ブラックホール |
観測のしやすさ | 小型望遠鏡でも可視 | 詳細構造は大型望遠鏡必要 |
SeestarS50によるM51とM106

M51(子持ち銀河) SeestarS50 2分露出 2024年11月25日撮影

M106(NGC4528) SeestarS50 2分露出 2024年11月13日撮影
Seestar S50で撮る天体写真の革命
ZWO Seestar S50はオールインワン設計のスマート望遠鏡で、
従来の天体撮影に必要な機材(赤道儀・カメラ・フィルター)
を全て内蔵しています。
主な特徴は:
- 自動追尾機能:GPSとモーター駆動で正確な天体追尾
- デュアルバンドフィルター:都市部の光害下でも星雲撮影可能
- 4モード切替:深宇宙/風景/太陽/月モードをワンタッチで選択
撮影手順例(M51の場合)
- アプリで「M51」を検索・選択
- 三脚設置後、自動較正(約3分)
- 30分間の自動露光・画像スタック
- アプリ内で彩度調整・ノイズ除去
伝統的機材との比較:
従来機材:総重量15kg以上・設置時間60分・専門知識必須
Seestar S50:重量2.8kg・設置時間5分・自動処理完結
天体観測の民主化が進む現代、これらのツールを活用すれば、
誰でも自宅ベランダから宇宙の神秘を切り取れる時代が来た
と言えるでしょう。
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まとめ
高性能センサーやAIの画像処理技術の進歩で天体観測が
ぐっと身近になりました。
その技術をコンパクトに集結させたスマート望遠鏡の登場
は夜空の楽しみ方を一変させました。
今回は、春の夜空に輝くM51(子持ち銀河)とM106の
SeestarS50による撮影画像とそれぞれの魅力を紹介しました。

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