晴れた夜空に空を見上げるとひときわ目に付くのは
しし座の姿でしょう。
しし座には、系外銀河群が広がっております。
「しし座銀河群」に属するM95とM96の系外銀河は
約3,000万光年先に位置し、地球から見える銀河群の
中でも特に特徴的な構造を持っています。
最近話題のスマート望遠鏡「SeestarS50」を使うと、
市街地からでもこれらの深宇宙の姿を手軽に捉えられる
のです。
今回は、この二つの系外銀河を紹介します。
タイトル画像 M96 SeestarS50 2024年10月14日
ブログ村ランキング参加中、応援クリックお願いします

にほんブログ村

M95:バー構造が光る棒渦巻銀河

M95 しし座の系外銀河 SeestarS50で撮影 2024年10月14日撮影 2分露出
特徴ポイント:
- 直径75,000光年の棒渦巻銀河(天の川銀河と同サイズ)
- 中心部に6,500光年に及ぶ明瞭な棒状構造
- LINER型活動銀河核(低電離中心領域)を有する
- 2012年には超新星2012awが観測された
撮影時の見つけ方は、レグルスから東へ約9度の位置。5等級の53番星近くに淡い光斑
として確認できます。
20cm望遠鏡で見ると核の輝きが際立ち、隣接するM96との比較観察が楽しめます。
M96:銀河衝突の名残を留める二重バー銀河

M96 しし座の系外銀河 SeestarS50で撮影 2024年10月14日撮影 2分露出
特徴ポイント:
- 直径10万光年の二重棒渦巻銀河
- 非対称な渦巻腕(右側に塵の濃集)
- 1.5-4,800万太陽質量の超大質量ブラックホールを有する
- 10億年前のNGC3384との衝突痕(水素ガスの環)
- M95からわずか0.8度しか離れておらず、同一視野での観測が可能です。
2024年10月のSeestarS50で2分間の露出ですが、渦巻構造が
わかります。
SeestarS50で撮影する5つのステップ
機材設定
有効径50mm・F5の光学系を三脚に固定
- アプリ操作
専用アプリで「M95」または「M96」を検索→GoTo機能で自動導入 - 撮影モード選択
星雲星団モードを選択(30秒露出×4回) - スタッキング
自動で画像合成が進行(10秒単位で画質向上) - 画像確認
2-3分で棒構造(M95)や塵の帯(M96)が浮かび上がってきます
まとめ
「しし座銀河群」に属するM95とM96の系外銀河は
約3,000万光年先に位置し、地球から見える銀河群の
中でも特に特徴的な構造を持っています。
スマート望遠鏡の進化により、かつて専門家だけの領域だった深宇宙観測が
手軽に楽しめる時代になりました。
次回の晴れた夜には、自宅ベランダから3,000万光年の彼方に思いを馳せて
みてはいかがでしょうか?
SeestarS50の購入はこちらから
https://item.rakuten.co.jp/telescope-shop/zwo_s50/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0

スポンサーサイト
ドメイン取得とホームページ作成には


ブログ作成には


コメント