3月になりました。
星空では、まだオリオン座を代表する明るい冬の星座が見えて
おります。
オリオン座の足元に見えるうさぎ座にあるミラ型変光星うさぎ座R
が極大を向かえます。
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うさぎ座R
「クリムゾンスター」の愛称がある赤い色が特徴なうさぎ座R(R Lep)が
4月26日頃に極大を向かえます。
赤い色が特徴のこの星は双眼鏡や望遠鏡を向ければ、見やすい変光星です。
うさぎ座Rは、1845年にイギリスのジョン・ハインドにより発見され
1855年にドイツのユリウス・シュミットによってミラ型の変光星
と明らかにされました。
ハインド氏は、望遠鏡で見るこの星の色を「黒い視野に落とされた
一滴の血のよう「like a drop of blood on a black field」と
表現され、別名「ハインドのグリムゾンスター」と呼ばれます。
うさぎ座の変光範囲は、5.5~11.7等で、変光周期は、427日と
いわれております。
うさぎ座Rが明るくなる
うさぎ座Rは、昨年8月に10.5等と最小の明るさになりました。
その後、ゆっくりと明るさを増して行き2月末およそ8.5等級の明るさになり、
予想では、4月26日頃極大と予想されております。
望遠鏡や双眼鏡で容易に見える明るさです。
変光星といえが、くじら座のミラやペルセウス座のアルゴルが有名ですが、
うさぎ座Rにも注目して見てください。
うさぎ座は、西天に見え、今後、太陽に近くなり、極大の頃の観測はむつかしい
かもしれません。
参考及び引用文献
増光中の真っ赤な変光星うさぎ座Rを見よう アストロアーツ
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まだ見える冬の星座たち
3月になり、日中は、だいぶ暖かくなりました。
すっかり春めいた季節になりました。
19時頃は、まだ南の空に冬の星座が見えております。
冬の星座は、1等星が多く、オリオン座やふたご座、
おおいぬ座等わかりやすい星座が多いです。
もうしばらく冬の星座が楽しめそうです。
冬の星座 撮影場所 春野町五和 撮影者 田代貞氏
14mm2.8→F4.0 iso3200 30s 1枚撮り スカイメモガイド撮影
画像は、春野町五和で見た冬の星座です。
郊外で見る冬の星座は、一段と美しいです。
まとめ
3月になりました。
夜空では、まだ全天で最も美しい冬の星座が見えております。
オリオン座の足音に見えるうさぎ座にあるミラ型変光星うさぎ座Rが
極大を向かえます。
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