2024年6月16日に発見された地球接近型特異小惑星2024MKが、
日本時間6月29日22時46分頃に地球に最接近します。
この小惑星は、地球に月の軌道よりも内側になる29万キロを
通過します。
明るさは、10等級より明るい予報で、小型望遠鏡でも観測できる
明るさです。
ネットでは、スマート望遠鏡seestarを活用して観測しようとの
呼びかけもされております。
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地球接近特異小惑星2024MK
2024MKは、2024年6月16日にATLASチームによって
発見された地球接近小惑星(NEA)です。
この小惑星が、地球と月の距離より内側になる29万
キロに、地球に接近するとの事です。
接近の日時と時刻は、日本時間で、6月29日22時46分頃
と予報されています。
高度は、30°以上あり、小惑星の大きさは、120から260m
くらい。
可視光度は、9から10等級と予報されております。
Seestarで、地球接近小惑星を観測しよう
ネット情報では、この特異小惑星をSeestarで観測しようという記事が、
出ております。
地球に最接近する頃の2024MKは、いて座の東側にあり、高度は、十分
あります。
しかし、モーションが速く、1分間に約380秒角(6.3分角)動くそうです。
Seestarの最短露光時間は、10秒になるので、線状に延びて写ると予想され
ます。
また、観測には、待ち伏せスタイルが、初心者にも観測しやすいそうです。
観測方法として、NGC6818を中央に導入しておくと22時27分から22時34分
頃に約7分かけて視野を通過するそうです。
小惑星の光度は、予報光度なので、市街地での観測では、むつかしいか、実際の
ところ判断がむつかしいようで、少しでも暗い空が、良いようです。
観測手順
- Seestarの詳細設定にて「画像補正中の画像を保存する」を必ずチェックする。
- 6月29日22時頃から観測準備
- Seestarの天体リストからNGC6818を導入する(南東方向、高度約30度)
- 観測開始前に一度撮像テスト行う。(最短露出10秒で)
注)ダークなどの撮像を事前にしておくため(本番撮像を円滑にするため)
5.22時25分頃から撮影スタート
22時27分から34分頃に視野通過予報
無事に小惑星が線状に映り込んだら視野外に消えるまで撮影を継続する
参考文献及び引用文献
Seestarで地球接近小惑星 2024 MK を観測してみよう!
MPEC 2024-M31 : 2024 MK IAU Minor Planet Center
Small-Body Database Lookup 2024MK
今週、2つの小惑星が地球近傍を通過予定 衝突の危険はないものの……
2024MKの観測が続々と報告されました 追記
梅雨時期に関わらず、2024MKの地球最接近の観測画像や動画が、X、YouTube
に公開されてました。
Xの情報は、こちらから
2024年6月29日 地球接近小惑星 2024 MK 中継 Ktasubaru YouTube
まとめ
2024年6月16日に発見された地球接近型特異小惑星2024MKが、日本時間
6月29日22時46分頃に地球に最接近するようです。
この小惑星は、地球に月の軌道よりも内側になる29万キロを通過します。
明るさは、10等級より明るい予報で、小型望遠鏡でも観測できる明るさです。
ネットでは、スマート望遠鏡seestarを活用して観測しようとの呼びかけ
があり、観測方法も紹介しました。
私も過去に地球に接近する特異小惑星が、しし座の輝星を通過する予報が
あったので、この待ち伏せの方法で、輝星を視野に入れ待ち構えた事が
あります。
予報時刻になると、ほぼ予報時刻通りに移動する小惑星が視野を通過し、
しばらく追跡した記憶があります。
モーションのある天体を観測するとより、宇宙を息使いをリアルに
体感できます。
梅雨の時期で、観測には、不向きですが、晴れ間の見える可能性が
ありましたら、ぜひ、観測して見てください。
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