2024年11月、ダニエル周期彗星が、回帰し近日点を
通過しました。
1937年に島田市のアマチュア天文家の清水真一氏が
ダニエル彗星を検出した事で、有名です。
そして、同じ島田市在中のアマチュア天文家が、縮小
コリメート方式という電子観望を用いて、再び、ダニ
エル周期彗星を撮影しました。
そのアマチュア天文家、大石賢氏を今回、紹介します。
タイトル画像 NGC2783(HCG37、かに座)
撮影者 静岡県 大石賢氏
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コリメート縮小光学系
島田市のアマチュア天文家の大石賢(まさる)氏は、小学生の頃に
図鑑で見た系外銀河の写真に魅了され天文の趣味の世界へ。
眼視観望を主に天文活動をしてきましたが、増え続ける光害の影響
により暗い天体の観望に限界を感じました。
現在は、縮小式コリメート光学系法を用いた電子観望を行っている。
コリメート法とは、望遠鏡の接眼レンズにカメラレンズを覗かせて
撮影する方法ですが、接眼レンズの焦点距離とカメラレンズの焦点
距離の組み合わせにより、望遠鏡の合成焦点距離が短くなる縮小光
学系にすることができるという。
これにより、天体望遠鏡の口径はそのままにして、焦点距離を縮小
して明るい光学系にできるという。
焦点距離32mmの接眼レンズに焦点距離6mmの接眼レンズを取り付
けたCMOSカメラを連携することで縮小率を高め、使用している望遠
鏡を合成焦点距離F452mm(F2.2)という明るい光学系にしました。
現在、使用している望遠鏡は、
タカハシ ミューロン210 COMSカメラ Player One Uranus-C Pro
コリメート収縮光学系 合成焦点距離 約600mm
架台は、 ビクセン SXD2赤道儀を使用
主に、自宅の庭で電視観望しているそうです。
縮小コリメート光学系の詳細は、星ナビ2023年1月号に掲載されて
おります。
興味のある方は、そちらもご覧下さい。
ダニエル周期彗星
ダニエル周期彗星 撮影者 大石賢氏 撮影日 11月22日
大石氏が、縮小コリメート方式の望遠鏡で、現在18等級の
暗さのダニエル周期彗星を撮影しました。
11月22日 23時55分から10分間隔の移動を示しています。
90秒X4枚 ライブスタック 3枚合成
ダニエル彗星 33p/Daniel (2024)吉田誠一のHPより
NGC2783(HCG37、かに座)
NGC2783(HCG37) 撮影者 大石賢氏 撮影日 11月30日
NGC 2783は、近接する5個の銀河から構成される
HCG 37 ヒクソンコンパクトグループの中心銀河です。
また、近接するエッジオン銀河PGC 26012と銀河ペアを
組むとされます。
2つの銀河の間にある小銀河がPGC 26004です。
微細な小銀河群の特徴をよく描写しております
清水真一氏の企画展開催中
島田市のアマチュア天文家の清水真一氏の功績を
紹介した企画展が、島田市博物館で開催中です。
大石氏のダニエル周期彗星の撮影写真も展示されて
おります。
お近くの方は、ぜひ、この機会に訪問して見てく
ださい。
第95回企画展「島田からはじまる宇宙の旅 -清水真一の見た宙-」
まとめ
2024年11月、ダニエル周期彗星が、回帰し近日点を
通過しました。
ダニエル周期彗星を再検出した島田市の清水真一氏
と同じ郷土ののアマチュア天文家、大石賢氏が、
縮小コリメート方式という電子観望を用いて、再び、
ダニエル周期彗星を撮影しました。
光害の多い市街地でも微細な天体をとらえる
この観望システムの今後の活躍が、楽しみです。
画像掲載を快く許可を頂いた大石氏に誌面にて感謝
します。
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