1月になりました。
静岡県では、太平洋高気圧の影響で、連日好天が続いております。
夕空を見上げると、西天に金星(-3.9等)、土星(0.9等)、木星(-2.4等)、
火星(-1.2等)の惑星が西から東の空にほぼ一直線上に連なっております。
特に2022年12月1日に地球に最接近した火星が今もひときわ明るく赤く輝いて
おります。
肉眼、望遠鏡を用いての楽しみ方や惑星観察におすすめの望遠鏡を紹介
します。
タイトル画像は、2022年6月27日の明け方の空の惑星集合 撮影者 田代貞氏
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4大惑星を一夜で見ることができる好期です。
太陽が沈み、薄明から闇夜に移行する頃になると西天低く、金星が見え
続いて、土星、木星、火星が一直線状に並んだ姿を見ることができます!
惑星の輝き方も明るさや色も違い、肉眼で眺めているだけで、興味深いです。
特に12月に地球に最接近した火星の赤い輝きは印象的です。
明るさは、-1.2等級と明るくそばに見えるおうし座のアルデバランと
の明るさを対比して見るのも楽しそうです。
2023年1月の星空 アストロアーツ
参考文献及び引用文献
月刊天文ガイド 2023年1月号 誠文堂新光社
火星の観測チャンスです!
2022年12月1日に最接近した火星は、1月中はまだー1等級で視直径も
17″.2と大きく火星の表面模様を見る絶好の機会です。
小型望遠鏡でも北、南極冠や大シルチス、子午線湾、シレ―ンの海、
サバ人の湾等の模様は、見やすいので、この機会にぜひご覧になって
下さい!
火星の模様を見始めるとその魅力に取り込まれてしまします。
2020年10月の火星接近 極冠、大シルチス、子午線湾窓がよく写っております 撮影者 今村守考
関連記事リンク
2022~2023年 2022年12月1日 火星地球大接近 アストロアーツ
1月23日には金星と土星が大接近する
少し先ですが、1月23日の西天低く金星と土星が大接近します!
視野で1度未満まで接近するので、望遠鏡の倍率で50倍程でしたら
同一視野に見ることができます!
満月上の金星と環を取り巻く土星を同一視野に見るのは興味深いです。
また、すぐそばに月齢1.5の細い月も見えます。
但し、高度が低いので、西空の良く開けた場所で見る必要があります。
参考文献及び引用文献
月刊天文ガイド 2023年1月号 誠文堂新光社
関連記事リンク
2023年1月23日 細い月と金星、土星が接近 アストロアーツ
2020年12月21日 木星と土星の大接近 撮影者 今村守考
この機会に望遠鏡を入手してみよう!
肉眼で惑星の輝きを見るのも楽しいですが、この機会に小型望遠鏡を
入手して見ませんか。
望遠鏡があれば、月のクレーターや土星の環、木星の縞模様と周りを
取り巻く衛星、火星の模様、金星の満ち欠けを見ることができます。
下記に最初に手にするおすすめの望遠鏡を紹介しました。
私は、販売実績と定評のあるビクセン製品をお勧めします。¥
フリーストップの扱いやすい経緯台式望遠鏡をおすすめします。
望遠鏡の特徴や選び方の詳細はこちらに紹介しております。
-火星の接近や木星、土星の姿を楽しもう!-
国立天文台望遠鏡キット
以前も紹介しましたが、安価で望遠鏡を入手してとりあえず
月や惑星を楽しみたい方には、国立天文台望遠鏡キットが
おすすめです。
大変小型で、扱いやすい仕様になっております。
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国立天文台望遠鏡キット 国立天文台
国立天文台望遠鏡キット・「一家に一台、天体望遠鏡」の理念は実現されたか
まとめ
1月に入り、静岡県では、好天が続きます。
この時期は最も星がきれいに見える時期です。
宵の西天から一直線上に明るい4大惑星が勢ぞろい
しております。
肉眼で見ても楽しいですが、天体望遠鏡を使用すると
それぞれの惑星の特徴がわかり、興味が尽きません。
おすすめ望遠鏡も紹介しました。
リンク先から購入可能です。
ぜひ、実際の惑星の姿を自分の目で実体験して見て
ください!
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