2022年も残すところ1か月を過ぎました。
2023年に起こる明るく観察しやすい主な天文現象を先取りして
紹介したいと思います。
2023年の初頭は、惑星が観察しやすく、明るい彗星も見える
ようです。
恒例の1月4日のしぶんぎ座流星群も月没後の明け方が見頃です。
タイトル画像 ふたご座流星群と天竜川河口 2014年12月14日 田代貞
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年明けは惑星が観察しやすい
1月1日の夕空には、水星、金星、土星、木星、金星と月齢8.9
の月が一直線に並ぶようです。
新年早々から夕空に印象的な惑星による光の連なりを観察できるようです。
12月1日に最接近した火星もまだ―1等星の明るさで見え、望遠鏡で
見る視直径も大きいので火星の惑星面の観察好期が続きます。
視直径が大きいと惑星面の観察がしやすく、望遠鏡で高倍率で
火星表面を見ると白い極冠や大シルチス、子午線湾、アキダリアの海等
の模様が見えますので興味深いです。
2020年の火星の接近 撮影者 遠州天体写真愛好会 今村守考
3月2日には、金星と木星が32’(満月の直径ほど)まで接近します。
望遠鏡の低倍率でしたら、同じ視野に金星と4大衛星を伴った木星
を同一視野に見ることができます。
関連記事リンク
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1月4日 しぶんぎ流星群の極大
新年早々の1月4日早朝は、しぶんぎ座流星群です。
ペルセウス座流星群、ふたご座流星群とともに三大流星群と
呼ばれております。
4日早朝は、月齢12の月が西空に沈む4時半以降が月の
影響がなく好条件です。
極大予報は13時ですが、辞意際にはどんな出現を見せるで
しょうか。
明るい彗星 C/2022E3 ZTF彗星
2022年3月2日に発見されたC/2022E3 ZTF彗星が2023年1月12日に
近日点を通過して太陽に1,1天文単位に接近し、8等級の明るさになり
2月1日に地球に接近し4等級くらいの明るさになるのではないかと
予報されておりまます。
1月下旬から2月の初めは周極星となり一晩中観察出来たり2月11日には
火星に接近、2月15日にはおうし座のアルデバランに接近します。
今後、話題に上がりそうな注目の彗星です。
C/2022E3 ZTF彗星 2022年12月6日 撮影 西村栄男
位置 α15 51 34.04 δ+24 36 54.3 (へび座)
光度 9等
機材 CANON EOS6D f200mm F3.0 30秒露出
小惑星パラスが明るい
小惑星パラスが1月3日に衝になり、7.6等星まで明るくなります。
3月1日にはおおいぬ座のシリウスに最接近します。
シリウスを目印に普段、あまり見る機会のない小惑星の動きを観察する
のも面白そうですね。
参考文献及び関連文献
月刊天文ガイド1月号 2023年注目の天文現象 1月 スターウオッチング
まとめ
2022年もわずかになりました。
来年2023年も天文現象がたくさんあります。
1~3月の注目の天文現象を紹介しました。
ぜひ、2023年も実際の夜空に繰り出して体感して見てください。
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