VesperaⅡのマルチナイトモードを試してみた! -大型アップデート機能が追加された!-

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Vaonisは、2024年10月1日、Vesperaの新機能を発表しました。

複数の夜にわたって画像を自動的に取得する機能を初めてスマート

天体望遠鏡に実装し、天体写真撮影の価値を再びさらに高めるそう

です。

静岡県のJhosua氏が、早速、その機能を実施報告してくれました

ので紹介します。

タイトル画像 アンドロメダ星雲(M31) 撮影者 Jhosua氏

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Vesperaの新機能が、アップデートされる

Vaonis社は、2024年10月1日、Vespera, Stellinaの新機能を発表しました。

Vaonisは複数の夜にわたって画像を自動的に取得する機能を初めてスマート

天体望遠鏡に実装し、天体写真撮影の価値を再びさらに高めます。

また、革新的な機能である 「ライブモザイク 」と 「観測プランを立てる」

機能のアップグレードにより、宇宙の驚異を捉えるというかけがえのない

体験をお届けします。

マルチナイト観測 無限の画像取得

Vaonisは 「PerseverENS 」を発表しました。

これは複数の夜にわたる観測を管理するシステムで、望遠鏡に実装されたも

のとしては初めてのものです

星雲や銀河の大量のスタック画像を複数の夜に分割して簡単に撮影すること

ができます。

印象的な天体写真撮影を実現するには、深宇宙からの微弱な光子を捕らえる

ために、時には数日に及ぶ膨大な画像取得時間が必要となることがあります。

マルチナイト観測では、前のセッションが終わったところからシームレスに

撮影を再開することができます。

各セッションの計画を立てたり、手動でスタック処理する必要はありません。

Vesperaがすべてを処理し、すべてのセッションを統合した上で、すぐに楽

しめる画像として、または後処理が可能な単一のRAWファイルとして提供

します

マルチナイト観測はとても簡単です。

ステップ1 ターゲットを設定し、さらに構図やカメラを設定。
ステップ2 撮影を開始。
ステップ3 タップするだけで、前回の撮影の続きを開始。

参考及び引用文献

Vaonis Direct in SIGHTROBNより    

マルチナイトモードの実演を紹介! 

VesperaⅡを所有している静岡県のJhosua氏が、早速、この機能を実施し、

手記を送ってくれましたので、紹介します。

ここからは、Jhosua氏の手記になります。

VESPERAIIの大型アップデートの目玉であるマルチナイトモードの

性能とやらを試させてもらった。

と言っても、SeeStarには既にある機能みたいだけど。天ガ2024年

5月号のSeeStarの記事に書いてあった。

とりあえず、アンドロメダから。

初日に1時間ほど、2日目に1時間ほどで一回停止してフィルター

を切り替えて使えるか試して、やっぱりダメだったので元に戻して

再開、雲が出てきて一旦停止、一時間ほどで雲が消えたから再開、

と4回ほど停止・再開を繰り返して6時間の露出で終了

さすがにアンドロメダを6時間かけると未処理の撮って出し画像の

ままでも行ける勢い。

 アンドロメダ星雲 M31 2024年10月13日 撮影者 静岡県 Jhosua氏 

で、処理したのがこちら。

 アンドロメダ星雲 M31 マルチナイトモード施行後 2024年10月13日 撮影者 静岡県 Jhosua氏 

アンドロメダに6時間かけないといけないのか?ってのは置いてお

いて、モザイクの座標・縦横の画角・回転角を前回の設定を再現し

てそのままスタッキングしてくれるのはラク。

仕事が遅くてあまり露出がかけられないなーって時も躊躇なく例え

1時間でも露出稼ぎができるようになる。これは便利。

VESPERAIIになって写野が広がって、さらに連日露出ができるよう

になったとなれば、レムナントSh2-240も視野に入ってくるかも。

(補足)レムナントSh2-240とは、ぎょしゃ座とおうし座境界に

広がる超新星残骸の事です。

VESPERA1の時は全体が入れられないうえに露出不足でほぼ写ってな

かった…。

惜しむらくは、フィルターの種類や有無を判断している事。

アンドロメダも前半は通常のCLSフィルター、後半にデュアルバンド

フィルターで赤ポチ狙いをしたかったんだけど、フィルターを間違え

てるって怒ってきた。

できれば「そのまま続行・キャンセル」というように選択できるように

して欲しかった。

まとめ

Vaonisは、2024年10月1日、Vespera, Stellinaの新機能を発表しました。

複数の夜にわたって画像を自動的に取得する機能を初めてスマート天体

望遠鏡に実装し、天体写真撮影の価値を再びさらに高めるそうです。

静岡県のJhosua氏が、早速、その機能を実施報告してくれましたので

ここに紹介しました。

手記を送って頂いたJhosua氏に誌面にて感謝します。

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