健康管理に役立つ知識を身につけよう 体重・BMIについて

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今回は健康の自己管理をテーマについてです。自己の健康状態を知るのに最も身近で

手軽な方法は体重の測定です。

体重の増減は、栄養状態や健康状態に影響します。

体重やBMI、腹囲測定や数値評価について適正な体重を保つための食事や運動について

お話します。

体重の増減と病気のリスクについて

皆さんは、人間ドックや特定健診、企業健診を受けたことがあるでしょうか。

その検査時、身長と体重や腹囲の計測をします。

この3つの項目から何が分かるのでしょうか。

現在は、豊食と車社会です。

お腹が空けば、コンビニで手軽に嗜好品が、購入できます。

車を利用すれば、楽に目的地に行けます。

この生活をずっと繰り返していますと、体重が以前より増えたなと感じている人

が多いのではないでしょうか。

中には、今40歳ですけど30歳のころの比べて体重が15kgも増えてしまったんだ

という人もいるかもしれません。

内臓脂肪が増えて腹囲の計測が増加しているかもしれません。

体重や内臓脂肪の増加は、メタボリックシンドローム(代謝性症候群)と呼ばれ、

内臓脂肪増加肥満の状態です。

糖尿病や高血圧、高脂質血症を伴いこの状態が継続すると狭心症や心筋梗塞などの

虚血性心疾患や脳卒中などの重度の生活習慣病に至る可能性があります。

体重増加だけがリスクではありません。

加齢に伴い運動量や食事摂取量が落ちていき体重減少傾向が続きますとサルコペニア

(筋肉量減少)やフレイル(加齢による心身の活力低下)に陥り、自力による生活が

困難になります。

身長・体重・BMI・腹囲について

身長・体重測定計で求められた数値よりBMIを求めます。

健康診断受診後の結果記載に必ずBMI指数が掲載されているはずです。

BMI(BodymassIndex)「体格指数」の事です。

BMI=体重(kg)/(身長)²で計算されます。BMIの数値より下記のようにランク付け

されます。

      BMIの評価基準

腹囲はへその位置から測定を行います。内臓脂肪の増加を間接的に評価します。

    腹囲測定評価基準

体脂肪組成計を用いて体脂肪率を求めます。

体重に占める脂肪(内臓脂肪+皮下脂肪)の割合を数値で見る事ができます。

外見上ではやせていても体脂肪率が高い人は脂肪量が多く、筋肉や骨量が少ない。

体重は重いが体脂肪率が低い人は脂肪量が低く、筋肉や骨量が多い人になります。

     体脂肪率評価基準

体組成計を使用して自分で測定できる

体組成計を購入すれば、体脂肪率、筋肉量、骨密度、基礎代謝、内臓脂肪を手軽に

測定できます。

測定データをスマートフォンで管理できる機能もあります。

朝、起床時に測定する事を習慣にすれば、毎朝、健康管理する事ができます。

体組成計に興味のある方へ




メタボ解消のためにできる事

メタボリックシンドロームの4つの危険因子(肥満、高血圧、高血糖、脂質代謝異常)

に共通しているのは、食べすぎや飲みすぎによるカロリー過多と、運動不足が主な原因

になります。

そのため、食事管理と運動がポイントになります。


食事の基本今食べている量を今より少し減らそう。

 自分では普通に食べているつもりでも、年齢が上がると日常の消費エネルギーが減って

くるため、知らないうちに食べすぎの状態になりがちです。

また現代の食事メニューには、肉類や揚げ物など高カロリーのものが多いため、カロリー

のとりすぎにもなりがちです。

さらに運動をあまりしないと、食事から得た余分なエネルギーが内臓脂肪として蓄積される

ことになります。

こうした状態を改善するには、「腹八分目」を心がける事が基本です。

箸を置く、食事の途中で休憩する、カボチャやキノコ類など腹持ちのする野菜などを多くとる…

といった工夫をしていきましょう。

また、肉類や揚げ物を食べる回数を少し減らし、メニューの基本を和食にして、全体のカロリーを

低めにしましょう。

まずは、毎日、今食べている量より少し減らす事を心がけましょう。

続けられる有酸素運動、軽い筋トレをしよう。

 内臓脂肪を減らすには、有酸素運動が効果的です。有酸素運動を行う事で、脂肪を燃焼し、

筋力や骨を強くします。

ウオーキングやジョギングを毎日、続けてみましょう。

これにプラスしてストレッチ等も筋トレをすると更に効果的です。

大事なのは、毎日、習慣的に続けられるかです。

無理なく続けられる習慣を身に付けましょう。

私の加入している健康保険は、チャレンジウオーキングというイベントがあり、チャレンジ

イベント期間のうちに毎日8000歩以上歩いて健康管理をしようというイベントがあります。

毎日の歩数を申請して目標を達成すると賞品が付与されます。

このようなイベントを利用して運動をする習慣を身に付けるというのもいいかもしれません。

まとめ

今回は健康の自己管理をテーマに体重、BMI測定を取り上げました。

体重の増減は、栄養状態や健康状態の把握に役に立ちます。適正体重を保つための食事や

運動についてもお話しました。

次回は、フレイル(加齢による心身の活力低下)をテーマに触れたいと思います。

今後、更に健康診断でポピュラーに測定される検査項目についても取り上げていきまして

、ご自身の健康管理の一助になれたらと思います。

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