2023年に入り、日本人のアマチュア天文家によって発見された
新星・超新星について紹介します。
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茨城県の桜井幸夫氏、静岡県の西村栄男氏いて座の新星を発見
いて座に9.6等の新星が発見されました。
発見者は、茨城県水戸市の桜井幸夫さん(発見時刻 2月20日4時46分、静岡県掛川市の
西村栄男さん(発見時刻 同日4時18分のお二人です。
海外では、オーストラリアのAndrew Pearceさんが、19.833日に発見しております。
Pearceさんは前日に撮影した画像にもこの新星が写っていたとの事です。
岡山県のせいめい望遠鏡やニュージーランドで分光観測され、新星と確認されました。
新星の発見位置
赤経 17h56m27.90s
赤緯 -17°14′53.6″(2000年分点)
CBET 5224: V6596 SAGITTARII = TCP J17562787-1714548 = NOVA SAGITTARII 2023
静岡県の西村氏の新星発見画像 アストロアーツより
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静岡県 西村栄男氏の捜索機材 場所は掛川市五明の茶畑
西村氏の発見についての地元新聞記事
あなたの静岡新聞
中日新聞web
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ー星の発見に美味しいお菓子やお茶のエピソードがありますー
超新星の発見について
山形県の板垣公一氏、三重県の奥野浩氏により超新星が発見されました。
2023年1月16日
三重県の奥野浩さんは、1月12日20時17分頃に、ペルセウス座の銀河IC 1874に
16.9等の新天体を発見しました。
SN2023fuの符号が付けられた後、イタリアで行われた分光観測によりIIP型超新星
と確認されました。
奥野さんの超新星発見は今回が初めてになります。
奥野さん、ペルセウス座の銀河に自身初の超新星発見 アストロアーツ
2023年1月10日
山形県の板垣公一さんが1月8日20時4分、ろ座の銀河ESO 419-3(PGC 13601)に
16.2等の新天体を発見しました。
板垣さん、ろ座の銀河に超新星発見 アストロアーツ
2023年1月5日
山形県の板垣公一さんが12月31日18時13分、ペガスス座の銀河NGC 7769に16.9等の
新天体を発見しました。
板垣さん、ペガスス座の銀河に超新星発見、2022年の7個目 アストロアーツ
まとめ
2023年2月も残り数日になりました。
この2か月の間に日本のアマチュア天文家により新星・超新星が発見されました。
海外のプロにより自動サーベイランスが行われる中、その捜索網の間隙をついてベテランの
アマチュア天文家がコンスタントに新天体を発見しております。
発見者は、新天体発見のために日々大変な努力をしている事と思います。
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