太陽活動が活発です。
最近は、太陽面の黒点の数が多く、太陽は、興味深い
観測対象です。
静岡県のJhosua氏が、新しい太陽観測用フイルター
、ラント社のCaKモジュールの使用感の手記を
送ってくださいましたので撮影画像とともに
報告します。
タイトル画像
CaKモジュールで撮影した太陽 2025年11月15日
撮影者 静岡県 Jhosua 氏
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ラント社のCaKモジュールの使用感をレポート
ここよりJhousua 氏の手記を報告します。

さて、かれこれ一ヶ月以上待たされてやっと届いたモノが
ございます。
それは、ラント社のCaKモジュールというフィルターなんで
すよ。
普通の望遠鏡にコレを付けるだけ。
ラント CaKモジュール LS12CaKMD
今までのフィルターはHαの波長で撮る、燃え盛るような画像、
白色光という、白い玉に黒点がポツポツと写る画像でしたね。
今回のCaKモジュールを使うと何が写るようになるでしょうか。
それはね、一般にCaKと呼ばれるカルシウムK線波長でして、
これで撮ると、磁場の強弱で光るんですよ。
要するに、このフィルターで撮ると磁場の状況が見えるよう
になるわけ。
例えば白色光での黒点の位置と同じ所をCaKの画像で確認すると、
黒点と思しき周辺が白く輝いて見えるんですね。
それだけ磁場の活動が強い、と。磁場の活動を見えるようにした
フィルター、それがCaKのフィルターということです。
「で、それぞれのフィルターで太陽のどこら辺を見てるんだ?」
って思いますよね。
これはね、燃え盛ってる層(Hα)があって、その下に磁場(CaK)、
更に下の層を見てるのが白色光。
それでは早速見てみましょう。ファーストライト!いや、ホント
にこの画像、最初に撮ったものなんですよ。

どうです?何だか全然見慣れない画像ですよね。白色光で
「なんだかつまらん画像だな」と思っても、CaKで見ると
結構、磁場がうごめいている感じがするでしょ?

Hα領域の太陽像

白色光の太陽像

黒点周辺を切り取って並べてみました。
同じ太陽なのに、全然違うでしょ?こうして見ると、白色光の
白い模様とCaKの白く輝いている所が一致しているのがわかり
ますね。
また、HαのモジャモジャとCaKの模様にあまり関連が無いのも
興味深い所。

それぞれの撮影風景がこちら。
左からHα、白色光、CaKになります。
ちゃんとソーラークエストで運用できますよ。
そんなわけで、ニュー・アイテムのCaKフィルターモジュールでした。
ソーラークエストでも手軽に色々な太陽の顔を楽しめますよ。
みなさんもどうです?
関連記事リンク
-効率よく太陽を見るソーラークエスト- -1-
まとめ
太陽活動が活発です。
最近は、太陽面の黒点の数が多く、太陽は、興味深い
観測対象です。
静岡県のJhosua氏が、新しい太陽観測用フイルター
、ラント社のCaKモジュールを入手し、その使用感と
撮影画像を報告してくれました。
地場変化の状況がわかれば、今後、Xクラスの太陽
フレアの活動状況や強さの変化がわかるかもしれま
せん。
今後のJhosua氏の太陽撮影報告が楽しみです。
当ブログに手記及び画像提供して頂きました静岡県の
Jhosua氏に誌面にて感謝します。

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