太陽活動が活発です。
最近は、太陽面の黒点の数が多く、太陽は、興味深い
観測対象です。
当ブログでおなじみのアマチュア太陽観測家の静岡県
のJhosua氏が、話題の巨大黒点群を高解像度で撮影。
その撮影の取り組みの様子を画像と共に手記を
送ってくれました。
取り組みの様子と迫力のある黒点群の撮影画像
をお楽しみください。
タイトル画像
巨大黒点群 2025年11月30日撮影
撮影者 静岡県 Jhosua 氏
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11月30日の巨大黒点の様子を撮影
11月30日の黒点群の撮影の手記をここから紹介します。
久しぶりに時間に余裕のある撮影日。
しかも快晴で風も殆ど無し。
EQ6赤道儀でじっくりと撮影できる。
久しぶりだねぇ、何ヶ月ぶりだろう。
EQ6にラントLS60MTのダブルスタックによるHαを
撮り、BORG89EDでの白色光とCaKの太陽全体像の
撮影。
普段、EQ6で撮る場合の太陽全体像撮影は12cmアクロ
マートで撮る。
今回もアクロマートで、しかもバーダーコンティニウム
フィルターのトリプルスタックでのテスト。
夜、月の撮影で15cmアクロマート+コンティニウムフィ
ルターのトリプルスタックでEDレンズか?って言うくら
いに好結果を出したんだよね。
さぁ、EDレンズ並みに化けるか?と思ったら重大な問題が。
なんと、12cmF5アクロマート鏡筒とZWO ASI183MMとの
組合せではピントが合わない。
バーダーのハーシェルプリズム長すぎる。
というか、ZWOのカメラの構造にPlayer Oneのような工夫が
無い。
さぁ、困った。従来通りのPlayer One Apollo-M MINIでは
ピクセルピッチが4.5μmで真価を発揮できない。
そこで、大谷選手がピンチヒッターに。まさかのBORG107FL。
フローライト。12cmよりは口径が小さいけど、89EDよりは
18mm大きい。
さぁ、どう出るか?


BOERG89EDと107FLは同じ焦点距離でカメラも同じ。
レンズ以外は条件は一緒。それらをAutoStakkert!にかけ、
同じ設定でデコンボリューション、ほぼ同じカーブでトーン
カーブ調整、一回だけそれぞれをベストになるようにマルチ
バンドシャープ。
で、軽い処理のみでの比較。
この画像は太陽全体像の中の黒点周辺のみのトリミングね。
あれ?89EDのほうはピントが合ってない?
え?こんなに違っていいの?口径の差?それとも12cmが使え
ないと発覚してから急遽107FLを組んで時間が45分ほど経って
るからシーイングの差?

いつも通りに15cmF5アクロマートにテレビューのx4
を付け、PlayerOne Apollo-M MAXにて撮影。
ここはApollo-M MINIのほうが良かったかな?
それでも107FLのほうが圧倒的。
何なんだこれは。
こちらも比較用に軽い処理のみね。
あ、ちなみに今回の白色光撮影はバーダーのハーシェル
プリズム内にコンティニウムフィルターのトリプルスタ
ックの構成になってる。
そもそもアクロマートで撮る前提だったので。
合焦トラブルからの新しい展開。
15cmの座をBORG107FLが奪うか?
それともシーイングとかの撮影タイミングが良かっただ
けか?
これは次回も試してみなければならない。
To be Continued.
という展開なので、仕上がり画像は暫くかかる。
比較用に同じ対象をそれぞれの鏡筒で撮ってたから今回の
処理量は数倍に。
CaKも89EDと107FLでそれぞれ撮ってるから、こちらも
比較しないと。
ここまで、ご本人の手記でした。
小口径の屈折望遠鏡を使用して軽量化を図り、しかも解像度
をどこまで詳細に表現できるかを追求する取り組みをされ
ているようです。
今後の撮影画像が楽しみですね。
参考にこちらはSeestarS30で撮影した巨大黒点群です。
12月3日の撮影です。
巨大黒点は、太陽中央面に近づき見やすく
なっているが、Jhosua氏の撮影画像と比較
すると解像度の違いは一目瞭然である。

14296、14294,14298の黒点群付近をトリミング
SeestarS30使用 撮影日 2025年12月3日
関連記事リンク
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2025年11月23日の白色光、Hα,Cak領域の太陽画像を紹介!
-静岡県のアマチュア太陽観測家が撮影-
まとめ
太陽活動が活発です。
最近は、太陽面の黒点の数が多く、太陽は、興味深い
観測対象です。
当ブログでおなじみのアマチュア太陽観測家の静岡県
のJhosua氏が、話題の巨大黒点群を高解像度で撮影
し、その撮影の取り組みの様子を画像と共に手記を
送ってくれました。
迫力のある巨大黒点群の様子を詳細に撮影しております。
ここの所、Xクラスの太陽フレアの磁気嵐の影響は大きく
先日も航空機の運航に世界的な影響を与えました。
活発な太陽活動の影響が、身近なところにも現れています。
巨大国点群の今後の活動の様子も要注目です。
当ブログに手記及び画像提供して頂きました静岡県の
Jhosua氏に誌面にて感謝します。

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