恒星間天体3I/ATLAS(3Iアトラス彗星)が、
昨年の12月19日に地球へ最接近しました。
今後は、急速なスピードで地球から遠ざかって
おります。
その後の同彗星の姿を浜松スペースハンター
クラブの会員が引き続き撮影しております。
今回は、その撮影画像の幾つかを紹介します。
タイトル画像 3Iアトラス彗星
撮影者 小和田稔氏 撮影日 2026年1月14日
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昨年2025年に発見され、世界中の天文ファンを熱狂させた
星間彗星3I/ATLAS(C/2025 N1 (ATLAS))。
太陽系外からやってきたこの珍しい訪問者は、現在も観測
可能で、1月はかに座に位置しています。
彗星の特徴と2025年の観測状況について
3I/ATLASは太陽系外起源の第3の星間天体で、直径1km未満の
氷の核を持ち、CO2が豊富なコマ(ガス雲)を形成します。
2025年7月の発見後、HubbleやJWSTによる観測で太陽に向か
う塵のプルームと反太陽尾が確認され、10月29日に近日点(1.
36 AU)を通過し話題を呼びました。
地球最接近は12月19日の1.8 AUで、活動は安定していました
が、 cyanideやニッケル蒸気の放出が太陽系彗星に似た特徴を
示しました。
太陽系内の彗星と大きく異なる軌道や彗星の組成に世界中の
天恩学者が注目しております。
2026年1月の位置と明るさ
1月現在、かに座にあり、視等級は約13等で、10日時点で13等、
16日頃には18等級近くまで減光傾向です。
日本(神戸・浜松近辺)から見て、南中高度は約60°前後で、
夕方から明け方にかけて観測可能で、反対は1月22日頃です。
太陽との離角は90°以上あり、午前0時頃に最適な位置に上り
ます。
観測のポイントについて
中型以上(8インチ級)の望遠鏡やスマート望遠鏡(Seestar
S50など)で暗い空域ならコマや尾を捉えられますが、減光が
進むので1月中旬までがチャンスです。
昨年ピーク時は10等級と明るく小~中口径の望遠鏡で眼視的
にも観測可能な明るさでしたが、今はアストロフォト向きです。
1月の初めから中旬がアマチュア天文家にとって最後の
同彗星の観測チャンスでしょうか。
1月の恒星間天体3I/ATLAS
12月29日の地球に最接近後、年明けの彗星の姿を
浜松スペースハンタークラブの会員が撮影しました。

SeestarS30で撮影 撮影日 2026年1月3日未明
画像左の恒星に近接した光斑が同彗星です。

SeestarS50で撮影 撮影日 2026年1月3日未明
画像左の恒星に接近した光斑がATLAS彗星です。

小和田稔氏撮影 2026年1月14日 02時52分
撮影条件
機材はいずれもBRC250+EOSKissX7iで、ISO6400、28秒
露出の数コマ合成です。
年が明けて2026年1月3日未明、筆者が掛川市にて月明かりの中2台の
スマート望遠鏡を利用して撮影しました。
マニュアル指示での撮影でしたが、なんとか画角の左端にその姿を
撮影できました。
12月29日の最接近時に比べると大分小さな大きさですが、思ったより
明るく撮影できました。
1月13日未明にも同じくスマート望遠鏡でマニュアル指示で撮影を
試みましたが、望遠鏡より指示方向に星像が確認できないとの
事で撮影できませんでした。
1月14日未明に浜松スペースハンタークラブの小和田稔氏が、
森町三倉の私設観測所でその姿を捉えました。
やはり、大分小さく暗い姿になっていることが分かります。
急速に遠ざかっているのがわかります。
今後の彗星の行方について
3月16日に木星に0.36 AUまで接近後、太陽系外へ去りますが、
Juice探査機などが追跡予定です。
この彗星は銀河厚盤起源(銀河系の生成起源と同じ)で70億
年以上前の可能性があり、天文学史に残る存在です。
まとめ
恒星間天体3I/ATLAS(3Iアトラス彗星)が、
昨年の12月19日に地球へ最接近しました。
今後は、急速なスピードで地球から遠ざかって
おります。
その後の同彗星の姿を浜松スペースハンター
クラブの会員が引き続き撮影しております。
今回は、その撮影画像の幾つかを紹介しました。
たぶん、アマチュアが観測できる最後のチャンス
だったのではないでしょうか。
銀河系の誕生と同じ生成起源という恒星間天体
を実際に観測出来たのは、幸運だったと改めて
思いました。
3月には木星に再接近し、まだまだ、注目の
天体です。

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