静岡県のアマチュア太陽観測家による機材工夫編を紹介! -ベテラン観測家の手記-

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太陽観測でおなじみの静岡県のJhosua氏が、

測機材についての工夫について手記を送って

きてくれました。

昨年も連日、大変暑い日が続きました。

太陽観測は当然、日中に行いますので

精密機器の高温対策が重要になります。

今回、観測用ノートPCのACアダプターの高温

対策についてご紹介します。

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ACアダプターを換えてみた

ここより、ご本人の手記を紹介します。

いつも通りに太陽撮影。

ASI183MMのカメラは通常、SharpCapの場合で

22.0~23.0fps 辺りで動画撮影ができる。

でもたま~に0.3fpsくらいに落ちる事があるんです

よね。

あれれぇ~って思ってるとまた徐々に復活したり。

PCやカメラの設定、果てはUSBケーブルを換えてみたり。

でも、原因は他にあったようです。

ACアダプターが熱射病だった節

ここで言うACアダプターとは、SharpCapを動かしている

ノートパソコン用のACアダプターのことです。


どうやらこのノートPC用アダプターも熱射病にかかるようで、

夏場の直射日光の下で長時間だらだら撮っていると、私と同じ

くすぐバテてしまうみたいなんですね。


秋から冬にかけて、さらにソーラークエスト体制ではほとんど

起きないんですけどね。

ソーラークエストはササッと撮影が終わっちゃうので、アダプタ

ーが熱をためる前に撮影が終わるからだと思います


とはいえ、冬でも長時間だらだらやっていると、やはりバテること

があったり。

fps低下の原因は“ACアダプターの熱射病”

まず結論から言うと、fps低下の原因はACアダプターが熱を持ち、

電圧が不安定になったことでした。

ACアダプターは内部でAC → DC(5V)に変換していますが、温度が

上がると、

電圧がわずかに下がる
 ↓
電圧の揺れ(リップル)が増える
 ↓
瞬間的な電流供給が弱くなる
 ↓
これがカメラ側に伝わると、
 ↓
センサーの読み出しが不安定
 ↓
USB3.0の転送エラー増加
 ↓

PC側がUSB帯域を“安全モード”に落とす

という連鎖が起き、fpsが0.3fpsまで落ちるという現象につなが

ります。

GaNタイプACアダプター(Anker 736 Charger)

そこでポチッたのがコレ。

GaNタイプACアダプター(Anker 736 Charger)


なぜGaNタイプACアダプターが良いのかというと、GaN(窒化ガリ

ウム)アダプターは、従来のシリコンよりも効率が高く、発熱が少な

い素材を使っています。

  1. 発熱が少ない → 電圧が安定
  2. 長時間運用しても電圧が落ちにくい。
  3. 高負荷に強い

  4. カメラの読み出し時の“瞬間的な電流ピーク”にも耐えやすい。
  5. リップル(電圧の揺れ)が少ない
    USB3.0の高速転送が安定する。
  6. 小型で放熱設計が優秀

  7. 温度が上がりすぎず、長時間撮影に向いている。

といった特徴があって、「天体撮影で使うならGaNタイプACアダプター

一択」と言えるくらい相性が良いんですね。

値段が少々はるのは玉に瑕ですが。


GaNタイプACアダプターを選ぶときは、5V3A以上が安定して出せるもの

を選ぶと安心ですよ。


できれば“100Wクラス”のモデルを選んでおくと、電源に余裕ができて熱ダレ

しにくくなります。


USB-Cポートが単独で高出力を出せるタイプで、E-Markerチップ入りの短め

のUSB-Cケーブルと組み合わせるのがおすすめです

UGREEN USB Type CケーブルPD対応100W/5A

検証結果について

さて、ブツが届いたところで検証。

今まで使っていた純正ACアダプターとaNタイプACアダプター

の温度変化を測ってみましたよ。

計測機器はコレ。たまたま家にあったもの。

MT-006小型放射温度計

デジタル計測器と防犯カメラの総合メーカー 株式会社マザーツール » MT-006
安心と安全のツールをお届けする. 計測器 カ&#125...


ASI183MMとPCを繋ぎ、SharpCapにてモニター状態で放置、

30分ほどでどのくらい温度が上がったかを測ってみます

純正ACアダプター


室温:15.1℃
開始:17.1℃

30分後:42.8℃
→ +25.7℃の上昇

秋~初冬でも「熱つッ」と感じるほど熱くなることがありました。

GaNタイプACアダプター(Anker 736)


室温:15.0℃
開始:18.3℃

30分後:32.6℃
45分後:31.3℃
1時間後:31.0℃
→ +14℃前後で頭打ちになり、30~32℃で安定

途中で室温が少し下がったため細かい数字は揺れていますが、

純正より明らかに低い温度帯で安定していることがわかります。

謎のfps低下で悩んだら、USB転送周りを診ますよね。ケーブルだったり

SharpCapやPCのUSB関連の設定だったり。それでも問題が無さそうで

したら、AC電源アダプターも確認してみてくださいな。

妙に発熱しているようなら要注意です。交換すると安定するかも知れませ

んよ。

なぜ夏場のトラブルのような事を冬になってから話すかって?

それは今頃になってやっと原因がわかったからなんですよ。

少なくとも、今現在はfpsガタ落ち現象は起きておりません。

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-静岡県のアマチュア太陽観測家の取り組み-

まとめ

太陽観測でおなじみの静岡県のJhosua氏が、

測機材についての工夫について手記を送って

きてくれました。

昨年も連日、大変暑い日が続きました。

太陽観測は当然、日中に行いますので

精密機器の高温対策が重要になります。

今回、観測用ノートPCのACアダプターの高温

対策について紹介してくれました。

太陽撮影時の不具合を調査した結果、ノートPCの

ACアダプターの高温下による不具合だった事、

高温下に強いACアダプターに変更したとの事

です。

Jhosua氏のように太陽撮影を行っている方で

同様の不具合が生じている方には、参考に

なる手記ではないでしょうか。

PCは、精密機器なので、高温下の利用は、リスク

があい、不具合が生じやすいでしょう。

今年の夏も暑くなるでしょう。

当ブログに手記を提供して頂きました静岡県のJhosua氏

に誌面にて感謝します

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