ここ最近、新スマート望遠鏡の新製品発表が
各メーカーより続々とあり、熱気を帯びてお
ります。
DWARFLABから発表の謎のスマート望遠鏡
DWARF Draco の新機能が公式から発表され
ました。
発表内容より、Dracoは、スマート望遠鏡に
本格的な天体写真に必要な機能を一通り詰め
込んだ意欲作のようです。
「CMOS 冷却+レンズ防曇」「内蔵ガイドス
コープ」「写野回転補正」「300 秒単一露光」
の機能が搭載されるとの事です。
これまでの DWARF シリーズや他社スマート
望遠鏡との差別化ポイントとして注目されてい
ます。
各機能を項目ごとに整理し、実際の撮影や画像
処理でどんなメリットがあるかを今回紹介しま
す。
タイトル画像
CP2026プラスのDWARFLABブース会場
展示中のDWARFミニの様子
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DWARF Dracoは、今まで発売された
スマート望遠鏡のコンセプトから一新。
有口径90mmへサイズアップされ、
さらに革新的な機能が搭載されるよ
うです。
CMOS冷却+レンズ防露(-20℃~45℃)
■機能の概要
CMOS 冷却:センサーを能動的に冷却
(TEC:熱電冷却)することで、長時
間露光時の熱ノイズ(暗電流ノイズ)
を抑制。
レンズ防曇(Lens Defog / Heater):
光学系の結露を防ぐヒーター機構。
動作温度範囲:-20°C ~ 45°C と幅広く、
冬場の寒冷地から夏場の高温環境まで
対応。
■メリット
長時間露光でもノイズが少ない
冷却により、1 枚あたりの露光時間を長く
しても「熱によるザラつき」が出にくくな
ります。
特に淡い星雲・銀河を撮る際、S/N 比が向
上し、画像処理でのノイズ除去負担が減り
ます。
■結露対策が内蔵で完結
外付けの結露防止ヒーターや電源が不要に
なり、セッティングがシンプルに。夜間の
冷え込みや湿度が高い場所でも、レンズが
曇って撮影中断…というリスクを低減でき
ます。
■季節・地域を問わず使える
-20°C ~ 45°C という広い温度レンジは、
冬の高原観測や、夏場の長時間撮影でも安
定動作を期待できることを示しています。
内蔵ガイドスコープ搭載
■機能の概要
本体にガイド用の光学系(ガイドスコープ)
とセンサーを内蔵し、自動ガイド(Autog
uiding)を実現。
露光中に追尾誤差を常時監視・補正する仕組
み。
■メリット
5 分露光でも星が流れにくい
従来のスマート望遠鏡では、機械的な追尾精度
だけで数分露光を支える必要があり、周期誤差
や風の影響で星が伸びることがありました。
ガイド機能があれば、露光中にリアルタイムで
補正がかかるため、300 秒のような長露光でも
星像をシャープに保ちやすくなります。
■別体ガイド鏡・カメラが不要
従来はガイド鏡+ガイドカメラ+ケーブル類を用意
する必要がありましたが、内蔵ならセッティングが
大幅に簡素化。持ち運びも楽になります。
■光害地でも長時間露光が現実的に
1 枚の露光時間を長く取れると、同じ総露光時間でも
「枚数が少なく済む」ため、処理時間やファイル管理
の負担も減らせます。
CMOS回転による写野回転補正
■機能の概要
イメージセンサー自体を回転させることで、
経緯台モードでの長時間撮影時に発生する
「写野回転(フィールドローテーション)」
を補正。
赤道儀を使わない経緯台構成でも、実質的に
赤道儀に近い追尾性能を実現する仕組み。
■メリット
経緯台でも長時間露光が可能に
通常の経緯台では、長時間露光すると星が円
弧状に流れる「写野回転」が避けられません
が、センサー回転でこれを相殺できるため、
赤道儀なしでも本格的な深空撮影がしやすく
なります。
■機材構成をシンプルに
赤道儀+極軸合わせ+バランス調整…といった
手間を減らしつつ、長時間露光の恩恵を得られ
ます。
旅行先や屋上など、設置スペースが限られる環
境でも有利です。
■フレーミングの自由度向上
センサー回転機構は、構図の微調整にも使えます。
例えば、銀河の傾きを好みに合わせたり、複数の
天体を同じフレームに収めやすくしたりする応用
も考えられます。
300秒単一露光
■機能の概要
1 枚あたり最大 300 秒(5 分)の露光を単一フレ
ームで実施可能。
従来の DWARF 3 などが赤道儀モードで 60~90
秒程度だったことを考えると、大幅な進化。
■メリット
淡い天体の描出力が向上
露光時間が 5 倍になれば、同じゲイン・同じ条件
でも 1 枚あたりの信号量が大きく増えます。
特に Hα 領域の星雲や、低表面輝度の銀河外縁部
など、淡い構造を浮かび上がらせやすくなります。
■総露光時間を短縮できる
例えば「総露光 1 時間」を達成するのに、60 秒
露光なら 60 枚必要ですが、300 秒露光なら 12
枚で済みます。
撮影時間の短縮だけでなく、画像処理時のコンポ
ジット枚数も減り、ワークフローが軽くなります。
■読み出しノイズの影響を相対的に低減
1 枚あたりの信号量が増えるため、読み出しノイズ
の相対的な寄与が小さくなり、結果的に S/N 比が
改善します。
これは、冷却と組み合わせることでさらに効果的
です。
これらの機能がもたらす「撮影スタイルの変化」
■セッティングがシンプル:ガイド鏡・結露防止
ヒーター・回転機構などが内蔵なので、ケーブ
ル類や追加電源が減り、屋外での設営が楽にな
ります。
■1 枚の質を高める撮影:300 秒露光+冷却+ガ
イドにより、「1 枚でしっかり光を溜める」撮影
が可能に。
短時間露光を大量に撮ってコンポジットする従来
スタイルから、1 枚の質を重視するスタイルへシ
フトしやすくなります。
■経緯台で深空撮影:写野回転補正により、赤道儀
なしでも本格的な深空天体に挑戦できるため、初
心者や機材を最小限にしたい旅行者にも門戸が開
かれます。
現時点での情報源について
今回ご紹介しました機能は、DWARFLAB 自身の SNS
やコミュニティでのリーク情報、アプリ内の機能ゲート
から読み取られたものを参考に作成しました。
2026 年9 月初旬の時点では、公式の仕様書や製品ペ
ージで完全に確定されたものではありません。
そのため、実際の製品発表時には数値や実装方法が
変更される可能性もあります。
謎多きスマート望遠鏡ですが、今後の正式発表が
楽しみです。
関連記事リンク
新型スマート望遠鏡 DWARCO スペックを大胆予想
Smart Astro Studio
DRACO 優先特典での購入は下記
https://h5.dwarflab.com/draco2026/1/?…
星見屋公式HP
DWARFLABの新製品DORACOについて、公式情報と
それについて解説をつけた紹介ページを作成しました。
情報解禁が進み次第こちらも更新していきます。

CPプラス2026のDWARFLABブース会場
でのDWARFミニの展示風景
Dracoは多分ミニの3倍くらいのサイズ感
になるのでは
DWARFの紹介
現在DWARFLABで発売されている現行機種のDWARFミニ
、DWARF3は手軽なアマゾンサイトから購入可能です。
興味がありましたら下記リンクをご利用ください

DWARF mini (左)DWARF3 (右)
DWARF mini
DWARF3
まとめ
DWARF Draco は、「スマート望遠鏡の手軽さ」と
「本格天体写真の性能」を両立しようとする、非常に
興味深いスマート望遠鏡です。
追加機能として今回紹介された「冷却+防曇」「内蔵
ガイド」「写野回転補正」「300 秒露光」は、これま
でのスマート望遠鏡の常識を大きく変える可能性があ
ります。
今後もDracoについての公式な追加発表がありましたら
当ブログでもお知らせして行きます。
楽しみなスマート望遠鏡ですね。

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