9月9日未明、東の低空で「細い月」と
「木星」が大接近する、秋の夜長を飾る
美しい天体ショーが見られます。
日本では月が木星を隠す「木星食」は
見られませんが、海外の一部地域では
昼間に木星食が発生します。
今回はこの天文現象についてご紹介
します。
タイトル画像
月と木星の接近の様子
(視野円1.8度)
2026年9月9日04時
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月と木星の接近 観測のベストタイミングと見どころ
9月9日の未明に月と木星が大接近します。
両者は、1.3度まで接近しますので望遠鏡の
低倍率で同視野に見ることができます。
観測の狙い目は、9月9日(水)の午前4時前後
です。
月は月齢27の非常に細い三日月で、そのすぐ隣
に明るく輝く木星が並ぶ姿は、肉眼でも十分に
楽しむことができます。
月の出: 東京で午前2時50分頃。東の地平線から
昇り始めます。
観測時間: 午前3時〜4時台前半。
空が明るくなりすぎる前がチャンスです。
見かけの距離: 最接近時には角距離が約1.3度
(月の直径の2個半分程度)まで近づきます。
双眼鏡を使うと、月の暗い部分に浮かぶ「地球照」や、
木星の周りを回るガリレオ衛星を同時に観察できる可
能性もあります。
天体望遠鏡で低倍率(50倍程度)にすれば、月の一部
と木星を同じ視野に収めることも可能です。

9月9日04時の東の空
04時が比較的高度が高くなり
観望しやすくなります

9月9日04時の月と木星の位置関係
視野円1.8度
望遠鏡の低倍率なら同一視野に
月と木星が見えます。
月が細いので光度差がやや押さえ
られます。
木星の四大衛星も見えます。
海外では「木星食」に
この接近、海外の一部地域ではさらにドラマチックな
現象が見られます。
発生地域: カナダ、アメリカ、グリーンランド、ロシア
東部、北太平洋の一部など。
現象の内容: 細い月が木星の手前を通過し、木星を一時
的に隠す「惑星食(木星食)」が発生します。
日本での状況: 日本は食帯の外にあるため、木星食は見ら
れませんが、大接近する2天体の共演は十分に楽し
めます。
多くの地域では昼間に発生するため、肉眼での観測は難
しく、双眼鏡や望遠鏡が必要とされています。t
観測のポイント
この天文現象をより楽しむためのポイントをまとめました。
東の空が開けた場所を選ぶ: 月と木星は地平線近くの低い空
に見えるため、建物や山などに視界を遮られない場所が理想
です。
天気を確認する: 9日未明から明け方は、西日本から東北の
広い範囲で雨や曇りの予想です。
九州南部や北海道の一部、関東の一部で晴れ間が期待で
きます。
天体写真撮影について
天体写真のヒント
構図: 細い月と木星の接近をシンプルに捉えるのが基本
ですが、前景に街並みや自然風景を入れるとスト
ーリー性が増します。
露出: 月は明るく、木星も明るいので、露出オーバーに
注意。
月のクレーターが潰れない程度に調整します。
画像処理: 月の明部と暗部(地球照)の両方を表現したい
場合は、露出の異なる複数枚を撮影して合成する
「HDR合成」が有効です。
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まとめ
9月9日未明、東の低空で「細い月」と
「木星」が大接近する、秋の夜長を飾る
美しい天体ショーが見られます。
日本では月が木星を隠す「木星食」は
見られませんが、海外の一部地域では
昼間に木星食が発生します。
9月9日の朝は、いつもより少し早起きし
て、東の空に浮かぶ「月と木星のデュエ
ット」を楽しんでみてください。

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