このブログでは、できるだけわかりやすく科学に興味のある方に役に立ちそうな情報を提供
して行こうと思います。
今回は医療分野のテーマでお話します。
テーマは新型コロナウイルスワクチン接種についてです。
国内の新型コロナウイルス感染は今現在は、日本国民の多くが2回目のコロナウイルスワク
チン接種を済ませた効果もあってか減少傾向を維持しております。
しかし、海外では、再びコロナウイルス感染が増加している国があり、オミクロン新型株が
流行し始め、日本人の感染も確認されております。
今後、3回目のコロナワクチン接種の実地が行われていく事になります。
コロナウイルス感染に対して個人できる感染対策としては、3密を避ける行動とワクチン接種が
あります。
ここでは、改めて、コロナウイルスワクチン接種についてとその必要性について振り返って見たい
と思います。
新型コロナウイルスについて
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染は国内では、12月現在感染者数172万7736人
死亡者数1万8372人で感染者数増加は以前より軽微になりましたが、海外では、増加傾向にあり、
新型株の流行もあり、油断できません。
新型コロナウイルス感染について改めて振り返ってみます。
新型コロナウイルスは感染しても、多くの場合は症状が出ないようです。
症状が出る場合も大半の人では咳や発熱などの軽症で終わります。
多くの人は新型コロナウイルスに感染しても気が付きにくいようです。
そのため、感染が急速に広がる恐れがあるようです。
一部の患者さん、特に高齢者や糖尿病などの持病をお持ちの方に、肺炎が急速に悪化し、
多くの場合、人工呼吸が必要となる場合があります。
高齢者の感染での死亡率が高いのもこのウイルス感染の怖いところです。
若年層でも死亡例が確認されており油断できません。
罹患後の後遺症が持続する事も多いので油断できない感染症です。
ワクチンについて
コロナウイルスワクチンの予防接種はファイザー社と武田/モデルナ社の2種類があります。
どちらのワクチンも「m-RNA(「メッセンジャーRNA」ワクチン」となります。
従来のワクチンはウイルスを弱毒化した生ワクチンを使用しておりましたが、
今回のワクチンはm-RNA(メッセンジャーRNA)が成分なので、ウイルス
蛋白の構成プログラムの成分(たんぱく質)のみを使用していることになります。
ウイルスの設計材料のみが含まれているという解釈になります。
同じ成分を使用しているので、両者もほぼ同等の効果という臨床試験結果が出ているそうです。
いずれもワクチン接種を2回行います。
2回の接種感覚は、ファイザーが3週間、モデルナが4週間と異なります。
2回摂取を行うのは、人間の免疫システムが2回目の方が免疫反応後に高い抗体産生能が
あるからです。
ワクチンを接種するには
各市町村から新型コロナワクチン接種券が届きます。(費用は無料)
市町村の予約サイトにアクセスするかコールセンターで電話予約する方法があります。
接種場所も集団接種会場とコロナウイルスワクチン接種を受けられる医療機関から選びます。
ワクチン接種時の注意点
ワクチン接種は筋肉注射にて行います。
これは、ワクチンの成分吸収効果が高いためです。
ワクチン接種後の副作用としての接種部位の腫れや痛みが出る事が多いようです。
最も注意しなければならないのは、接種後の15~30分の間です。
確率は極めて低いのですが、薬や食物により短時間で全身性のアレルギー反応が起こることがあり
これをアナフィラキシー反応といいます。
この反応がコロナウイルスワクチン接種後に起こる可能性がありますので、集団接種会場など
でも必ず、医師や看護師が待機しており、副反応の経過を見るために待機場所もあるはずなの
で、必ず指示に従って安全に予防接種を受けましょう。
まとめ
今回は、新型コロナウイルスワクチン接種について振り返りました。
日本人の7割以上が2回のワクチン接種を行った事で、コロナウイルス感染者
数は、世界と比較しても感染者数は大変低い水準への減少傾向へ向かいました。
これは、ワクチン接種の有効効果があったのではないかといわれております。
しかし、海外では、感染者の増加傾向にあり、新型株の流行が危惧されており
油断できません。
今後、3回目のワクチン接種も段階的に実施されていく事になります。
予防接種の意義と注意点を理解して個人でできるウイルス感染対策を皆で
行っていきましょう。
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