アマチュア天文学の父山本一清氏について -2- -日本のアマチュア天文学はここから始まった!-

astoronomy

最近、肉眼で見える新彗星の出現で、新彗星がしばしば

話題になります。

紫金山・アトラス彗星やアトラス彗星は、中国の紫金山天文台

やアトラスプロジェクトチームによって発見された新彗星です。

数十年前のかつては、度々、日本のアマチュア天文家によって

新彗星が発見されました。

新彗星には発見者の名前が命名され、新聞やテレビにも報道

され話題になりました。

「彗星日本」と呼ばれた時期もありました。

アマチュア天文家が、新彗星発見する活躍をする

ルーツはどこからでしょうか。

これには、アマチュア天文学の父と呼ばれる

山本一清先生の貢献や関わりが大きいと思います。

今回は、その話題について紹介、その2回目に

なります。

ブログ村ランキング参加中、応援クリックお願いします

にほんブログ村 科学ブログ 天文学・天体観測・宇宙科学へ
にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村

アマチュア天文学のふるさと

山本一清先生は、花山天文台を積極的に一般の方々に開放しま

した。

花山天文台の一般開放日には、バス300台、5000人もの人が

天文台に見えました。

一般の参加者の中から優れた人物を見い出し、京都大学在学の

有無を問わず、天文学研究の場所を積極的に与えました。

山本先生のこの考え方と方針は、大きく実り、学者中心の海外

とは違うアマチュアを取り入れた日本独自の天文学スタイルが

生み出されました。

今では、北半球の新彗星発見は日本のアマチュア天文家が多勢

を占めるなど世界でトップクラスの活躍を見せる。

花山天文台は「アマチュア天文学のふるさと」とされ「子供の

ころから花山天文台」にくるのが夢でした。」と訪ねる人が多い。

関連記事リンク

花山天文台 一般公開[歴史的価値の高い天文機器に会いにいこう]

東洋一の望遠鏡のある私設天文台 

京都大学退官後も山本先生は天文学の一般普及に尽力しました。

アマチュア天文学の根拠地とすべく、見晴らしの良い大津桐生に

ある自宅を改良して1942年に私設天文台を開所しました。

施設天文台には当時、東洋一の大きさになる英国カルバー製の

46センチ反射望遠鏡を設置するなど最先端の機材を取り入れた。

観測室は2つあり、土蔵の上に設置された第二観測室は、地上3階

立て、地下に実験室も備えられました。

木造の三角屋根は手動で回転させる事ができて、生駒天文台と同型の

太陽塔望遠鏡装置も設置されていた。

私設天文台の敷地には暗室、研究棟もあり、研究棟は、縁側付きの

二階立てになり、屋上にはジョルダン式日照計やロビンソン式風力

計が取り付けられていた。

二階には天文研究を目指す若者が住み込みして天体観測研究に従事

していた。

ここから火星観測の第一人者の佐伯恒夫氏、海老沢嗣朗氏らが巣立

っていった。

山本一清先生の孫の章氏(63才)は、幼いときに山本先生と星を見

たことを覚えている。

「友達と一緒に望遠鏡を覗くと星がとても‘きれいに見えた」と言う。

「聖地」として国内外の人が訪れた山本天文台は、現在老朽化のため

休館しているという。

関連記事リンク

山本天文台の望遠鏡

大津山本天文台 ゲジデジ通信より

参考文献及び引用文献

山本一清博士とカルバー46cm望遠鏡

モンゴル国・フレルトゴート天文台評議員 坂井義人

まとめ

最近、肉眼で見える新彗星の出現で、新彗星がしばしば

話題になります。

数十年前のかつては、度々、日本のアマチュア天文家に

よって新彗星が発見されました。

「彗星日本」と呼ばれた時期もありました。

アマチュア天文家が、新彗星発見する活躍をする

ルーツは、アマチュア天文学の父と呼ばれる

山本一清先生の関わりが大きいと思います。

今回は、その話題について紹介しました。

山本先生のお考えや天文同好会の設立後

、当時の天文ブームによりここから

たくさんのアマチュア天文家が輩出される事に

になります。

次回は、山本一清先生の傍らで天文技官と

して活躍し、日本の新彗星発見の第一人者

である本田実氏について紹介します。

スポンサーサイト

ドメイン取得とホームページ作成には

取り扱い400種類以上のドメイン取得サービス─ムームードメイン─

ブログ作成には

ロリポップのお得なキャンペーンをチェック

私の今までの仕事や趣味の天文活動で得た専門知識や経験を用いて科学や天文学について、楽しくお話して行きます。アマチュア天文家 

SHOをフォローする
astoronomy
スポンサーリンク
SHOをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました