持ち運びや設置も手軽にできて、天体導入や撮影も簡敏にできる
スマート望遠鏡Vespera。
天体写真に興味を持つ初心者からベテランの方々に
いろいろなシチュエーションで使用できる可能性のある
望遠鏡です。
その具体的な使用法について静岡県のJhosua氏から手記が
届きましたので紹介します。
関連記事リンク
-次世代望遠鏡の威力と可能性について-
タイトル画像 しし座の景が銀河 撮影者 Jhosua氏
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Vespreaの操作方法を紹介!
前回は、スマート望遠鏡Vesperaの特徴や性能、撮影画像を
紹介してきましたが、VesperaユーザーのJhosua氏より、
具体的な撮影方法や設定、工夫面について手記が届きました
ので、ここに紹介します。
Vesperaを撮影地に設置し、その後の設定から撮影は、タブレット
あるいはスマートフォンより専用アプリを使用します。
ここからJsoua氏の説明になります。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/01.jpg)
アプリを立ち上げると上の画像の画面になります。
中央やや下にある[Wi-Fi設定を開く]ボタンを押してWi-Fiの接続先を
VESPERAへと切り替えます。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/02.jpg)
「vespera-xxxxx」といったWi-Fiが検出されているので、それと接続します。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/03.jpg)
中央やや下に[初期化します]ボタンが出現するので、これを押してVESPERAを
初期化します。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/04.jpg)
ここでは星の配列から現在向いている方向を認識し、オートフォーカスでピントを
合わせています。
初期化が終わると、中央やや下に[ターゲットを探す]ボタンが出てくるので、
これを押して今晩見る天体を探します。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/06.jpg)
自分の場合はAndroidアプリのSkySafariでVESPERAの写野を表示させて、
どのように撮れるかを見ながら選定してVESPERA側に入力しています。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/07.jpg)
今回はしし座の三つ子銀河を選んでみました。普通は[観測する]ボタンを押して撮影が
始まるのですが、三つ子銀河の場合は写野に収まりません。そこで[モザイク]ボタンを
押します。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/08.jpg)
M66を選択したので、画面の中央にM66が出てきます。
指先で写野の枠を動かして撮影範囲を決めます。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/09-1.jpg)
気付いていなかったんですけどね、この撮影範囲を決める画面上で、実は回転も
できるんですよ。
前に書いた時には「回転はできません」と言ってしまいましたが、こっそりと
訂正しておきます。
これで三つ子銀河はちゃんと構図が決まりました。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/10.jpg)
構図や写野を決めたら[観測する]ボタンを押して撮影を開始します。
望遠鏡が天体を導入している間、ちょっとした小噺が出てきます。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/11.jpg)
導入が済み、追尾し始めて撮影が始まります。
最初の画像が出る時に、このワープシーンのようが画面が出て切り
替わります。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/12.jpg)
何故か画面が「Spindle Galaxy」になってますが気にしないでください。
画面キャプチャをし忘れてました。
こんな感じで最初は粗い画像ですが、ひたすら撮影を続けていくとどんどん
撮り溜めしていってはっきりとしていきます。
撮影を終えたくなったら左下の赤いボタンを押すと終了します。
あ、その前に本日の成果を中央下のカメラボタンを押して画像を保存しておき
ましょう。
![](https://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2024/02/13.jpg)
さて、これで撮れました。
後はAndroidアプリのSnapseedあたりでトーンカーブやかすみ除去、スムース化など
で簡単に仕上げてSNSにでも上げてみましょう。
このような流れで撮影をします。
実際にやってみると、あっけなくできてしまうのが実感できると思います。
勿論、スマート望遠鏡といえども万能ではありません。
天体を選ぶ時にカタログに載っていない場合にはマニュアル操作
が必要だったりします。
それ以外にもプラン機能もあり、休日前夜は夕方にあれ、夜中にこれ、深夜から朝方
までそれ、とプランをスマート望遠鏡に入れておいて寝てしまえば、翌朝、目覚めた
頃には全て撮り終えているというズボラ機能もあります。
機会があれば、また紹介してみましょう。
他にも撮影プラン機能もあるので、機会があれば、また紹介してみましょう。
まとめ
持ち運びや設置も手軽にできて、天体導入や撮影も簡敏にできる
スマート望遠鏡Vespera。
天体写真に興味を持つ初心者からベテランの方々に
いろいろなシチュエーションで使用できる可能性のある
望遠鏡です。
静岡県のJhosua氏よりVesperaの具体的な使用についての手記が届きましたので
紹介しました。
今後もVesperaの撮影テクニックについて送って頂けるそうです。
お楽しみにしてください。
手記を送って頂いたJhosua氏には、誌面にて御礼申し上げます。
次回は、Vesperaによる天体撮影写真を紹介していきます。
![](http://science-motley-story.com/wp-content/uploads/2022/12/space_bouenkyou_boy.png)
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