分かりやすく解説!星空の楽しみ方 変光星 中村新星が現在も明るく増減を繰り返している 写真展イベント紹介も

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日常星を見ていても気が付かないが、注意深く夜空を観察すると星の中には明るさ

が明るくなったり暗くなったりする現象がある。前回は、秋の星座も楽しみ方を

話しました。

秋の星座は夏の星座に比べ、明るい星が少ないため、目立ちませんが、肉眼で観察

しやすい変光星が見やすい時期です。

今回、観察しやすい変光星と6月に日本人の新星捜索者によって発見された新星が、

発見後の今日も明るい増減を繰り返していることを紹介します。

最後に地元の天体写真展のイベント開催についてもお知らせします。

TOP画像紹介 へびつかい座RSの増光画像(中央の星)2枚の画像の並列です 

2021 8/6 10.7等 8/10 4.2等 明るさが大きく変わっているのが分かる

撮影者 静岡県金子静夫氏

変光星ミラ

星の中には明るさが一様でなく明るくなったり暗くなったりする星がありそれを変光星と

いいます。

変光星でも最もポピュラーな天体に

くじら座のミラがあります。

くじら座周辺はあまり明るい星がないので目立たないのですが一度くじら座を星座版や

星図と見比べてくじらの心臓部分に注目します。

ある時期になるとここに2等級から3等級の明るい星が見えてきてしばらくすると見えな

くなってきたりします。

昔からその変化が知られておりミラとは不思議なものという意味だそうです。

この星は周期およそ333日間に明るい時は2等級から、暗い時は10等級くらいになります。

ミラは赤色巨星に属する星で星自体が不安定な状態になっており、

それが星の明るさに影響しているようです。

この星は8月中旬から下旬に極大光度になる予報が出ています。

この機会に明るいミラの様子を観察して見るのもおもしろそうです。

実際の観測によると7月半ばに3等級くらいに増光しているようです。

減光期間に入りますと肉眼では、まったく見えなくなります。

一度、変光星の変光の様子を実際の星空で体感して見てください。

関連記事 予想外の極大期の光度変化を見せた変光星ミラ アストロアーツ 

2021年9月1日 

    くじら座と変光星ミラを探すチャートに利用して下さい  浜松市天文台作成 

変光星アルゴル

ペルセウス座のメドウーサの首に当たるところに輝く星で、2日と22時間おきに2.1等

から3.4等に増減します。

このアルゴル星の予報は、天文専門誌やアストロアーツのホームページで調べられ

ます。

この星は、連星になっており連星の公転によって星同士がかくし合いを起こし明るさが

変化します。

これを「食変光星」といいます。

こちらも観察しやすいので周りの星と比較しながら星の明るさの変化を実際に体験

して見て下さい。

ペルセウス座の星空チャートを掲げます。

二重丸が、アルゴル星です。

アルゴル星を見たとき、周りに見える星と比較してどの星の明るさに近いか記憶

しておきます。

天文年鑑や天文手帳には、アルゴル極少期の日が記載されています。

これを目安に、数日間間隔をあけて観察すればきっとアルゴルの変光を体感する事

ができます。

天文ガイド 9月の星空  ペルセウス座がどこに見えるか確認しよう

アストロアーツ 2021年9月    2021年10月  天文現象カレンダー

この一覧の「ペルセウス座β星アルゴルが極小」の日付を目安にアルゴル

の変光を観察して見てください。

日本人の発見した新星が発見から半年後も増減を繰り返している

短い時間で明るくなる変光星を激変星と呼びます。

夜空に突然、昨夜見えなかった星が輝いて見えることから新星と呼ばれます。

これらは、白色矮星や中性子星、ブラックホールといった高密度で小さい天体により起こる

といわれます。

三重県亀山市の中村祐二さん3月18.4236日(世界時)に135mmレンズ+CCDカメラ

を用いてカシオペア座に9.6等級の新星を発見しました。

カシオペア座V1405 V1405 Cas 

発見位置

赤経: 23時 24分 47.74秒

赤緯: +61度 11分 14.8秒  (2000.0年分点)

発見時は9.6等級でしたが、1か月後には7等級を推移し、5月初旬には、5等級台になり

久しぶりに肉眼で見える新星という事で話題になりました。

その後も増減を繰り返し続けており6等から8等台に激しく変化を続けています

関連記事 発見から6か月、増減を繰り返すカシオペア座新星 アストロアーツ

     2021年3月 中村さん、カシオペア座に新星発見 アストロアーツ

まとめ

今回は、秋の星座の中に輝く変光星ミラ、アルゴルについて説明しました。

肉眼で観察しやすいので、変光星の光の増減を体感下さい。

きっと、宇宙の魅力が一層、増して来る事でしょう。

また、激変星という新星の増減現象も紹介しました。

この分野では、日本人のアマチュア天文家が活躍しております。

今後も、明るい新星の出現がありましたら記事に紹介して行きたいと

思います。

天体写真展2021「星空浪漫」開催 遠州天体写真愛好会主催

今年も、遠州天体写真愛好会による天体写真展が開催されております。

会員による様々な天体をとらえた力作、114点が展示されます。

天体写真に興味があり、お近くの方は、ぜひ、鑑賞にお伺いください。

開催期間 9月25日(土)から10月31日(日)

展示時間 10:00~21:30(最終日15:00まで)

場所   静岡県浜松市浜北区貴布祢 プレ葉ウオーク浜北2階

      遠州天体写真愛好会 T氏撮影 久留女木の棚田の星空と蛍の光

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