浜松市天文台の紹介! 設備と活動について -2-

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公共天文台のひとつである浜松市天文台に実際に訪問しました。

ここでは、施設内設備や現在開催されているイベント等を紹介

しながら浜松市天文台の魅力と活用についてお話します。

展示ホールと図書室

浜松市天文台は、五島協同センターの3階にあります。

最初に目に入るのが展示ホールで浜松市天文台事業協力者の会の撮影した

天体写真が展示されています。

隕石の展示や手作りの電光月面案内板がある。

図書室には天文関係の書籍が多数蔵書されている。

天文年鑑や天文ガイドのバックナンバーもおかれています。

天文書籍の所蔵では県内一との事です。

ここにしかない書籍を求めて県外から見られる方もいるとの事です。

観測ドーム

屋上に出ると観測ドームが目に入ります。

屋上からの眺めでは、空を遮るような大きな

建築物は目に入りません。

浜松市天文台の観測ドーム 中に口径20㎝屈折型望遠鏡が設置されている

屋上から東南方向の地上風景

屋上から南方向の地上風景 南端には遠州灘が広がっている

ドーム内にある望遠鏡は日本光学製(現株式会社ニコン)の20cm屈折赤道義望遠鏡

(焦点距離2400mm:F12)が設置されています。

この望遠鏡は東京天文台(現国立天文台)の専門家の意向が取り入れられて開発された

もので東京国立博物館等多くの天文教育施設で使用されていた名機になります。

この望遠鏡は20cmレンズは開台当時の仕様で、望遠鏡や架台は数年前にリニューアルされ、

コンピューターの自動制御の使用になりました。

多くの天文施設が大型の反射望遠鏡にシフトしていますので、屈折望遠鏡をメインに使用し

ている施設は少ないのではないでしょうか。

反射望遠鏡は構造上気流の影響(シーイング)が大型になればそれだけ影響が大きくなります

シーイングとは大気の揺らぎの状態の事です

その点屈折望遠鏡は、対物レンズが前面にあるため気流の影響が少なく高倍率による惑星の観測

には最適です。

月のクレーターの細部構造や火星の大接近時の火星表面の観測でしたら屈折式で焦点距離が長い

(高い倍率が出せる)この望遠鏡がおすすめです。

現在では、公共天文施設の望遠鏡は、大型化され、反射望遠鏡系にシフトしており、この天文台

設置されているニコンの20cm屈折望遠鏡の多くは、引退あるいは、博物館等で展示されています。

浜松市天文台は、アマチュア天文家の啓蒙活動から始まった原点から、今も同じ精神で

アマチュア天文家が協力して活動が継続され、現在もたくさんの来場者が星を見に来ています。

その中で往年のニコンの名機が今でも現役で活動しているのがうれしいです。

望遠鏡はコンピューター制御されています。

使用されているソフトは中央光学製の「New Star Pilot」とアストロアーツ製の「ステラナビ

ゲーター」を使用しています。

このソフトから目的の天体を指定するだけで望遠鏡が自動導入してくれる。

訪問時は昼間で自動導入の様子は拝見できませんでしたが、見たい天体のリクエストがPCのリク

エストで自動で導入してくれるのですから楽しいですね。

観測ドーム以外の望遠鏡観測機器を装着できるピラーが設置してある。

こちらが玄関から屋上に直接上がる事ができるエレベーターを近年付設したとの事

天文台で行われているイベント

天文台では毎週土曜日の夜に星空観望会が開催されている。

無料で予約なく参加できる。

季節の星座、星雲星団、月や惑星、星座の見つけ方も解説する。

太陽を昼間の星の観望会

太陽や昼間に見える明るい天体を案内する。

めざせ!望遠鏡マスター

これから望遠鏡を使って星を見たいという小学生向けの講習会を行っている。

使用する望遠鏡はビクセンのポルタ式経緯台望遠鏡を使用している。

星と景色の写真講座

カメラやスマートフォンで星の入った写真を撮影するための講座と実技を行います。

望遠鏡講座

望遠鏡の使い方を知りたい方、これから購入予定の方のための講座です。

こちらの講座を知人と実際に参加受講しました。

講座は実際の望遠鏡やPCのプレゼンによって行われました。

参加者の購入した望遠鏡を持ち込んで講師の方から丁寧な使用に当たっての説明や

アドバイスを頂きました。

実施の具体的な情報は浜松市天文台のホームページや天文台のフェイスブックを

ご覧ください

星空案内人講座

浜松星空案内人(星のソムリエ)養成講座を実施しています。

最近、天文イベントで星空案内人(星のソムリエ)をよく耳にするようになりました。

星空案内人、準星空案内人のふたつの資格があるようです。

こちらの天文台でこの資格の取得のための講座も受けられるようです。

まとめ

地元の公共天文台、浜松市天文台について2回に分けて紹介しました。

この記事を読んで、天文台の活動の取り組みに興味を持って頂けてら

うれしいです。

天文台訪問時に快く、見学と記事紹介のご承諾を頂きました鈴木謙誌指導主事に

この紙面にて感謝致します。

浜松市天文台 ホームページ

浜松市天文台 フェイスブック 

関連記事  「浜松と隕石と彗星 天文が地域を刻む軌跡」 ハマラボ 

観測ドームへ向かう階段の途中に西村製作所製の反射経緯台式望遠鏡がありました。

学生の当時の憧れの望遠鏡でした。

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私のこれまでの仕事や趣味の天文活動で得た専門知識や経験を用いて科学や天文学について、楽しくお話して行こうと思います。よろしくお願いします。

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