スマート望遠鏡Vesperaによる天体撮影を体感しました! -次世代望遠鏡の威力と可能性について-

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持ち運びや設置も手軽にできて、天体導入や撮影も簡敏にできる

スマート望遠鏡Vesperaにて実際の星空での撮影の様子をお伝え

します。

天体写真に興味を持つ初心者からベテランの方々にも

今後いろいろなシチュエーションで使用できる可能性のある

望遠鏡です。

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Vesperaによる写真撮影を体感

前回、当方のブログで紹介しましたスマート望遠鏡「Vespera」を

用いた星空撮影を体験しましたので報告します。

2024年1月2日19時頃、浜名湖東岸の見晴らしの良い場所で、

静岡県のアマチュア天文家Jhosua氏所有のVesperaを拝見し

ました。

この夜は、快晴で、西に秋の星座、東にオリオン座が代表する

冬の星座が輝いております。

浜名湖も周辺の土地開発の影響で、低空は、光害で、星はほとんど

見えません。

そんな中、車に収納されたVespera を取り出します。

Vesperaは、コンパクトに撮影に必要な機器は、すべて収納されており、

大型三脚にVespera本体を乗せるだけで、望遠鏡の設置は、終了します。

タブレットのアプリを使用して望遠鏡をコントロールします。

タブレットとの通信もケーブルレスで、スマートに操作できます。

望遠鏡の架台は、経緯台式で、アプリによるイニシャライズで、

赤道儀でいう極軸合わせを望遠鏡が、周囲に見える星を撮影し、位置

合わせを自動設定します。

(但し、星が見えないと位置合わせができないようです。)

自動設定が終わると後は、アプリから撮影したい天体を、検索して選ぶだけ

のようです。

設置から撮影条件を整えるまで、ほとんど時間がかかっておりません。

最初に撮影に選んだ天体は、オリオン座のM42です。

こちらもタブレットのアプリから撮影天体を選びクリックするだけで

撮影を開始します。

クリックしてまもなく、オリオン大星雲が、カラーでタブレットの

画面に姿を現します。

そのまま撮影を継続していくと露出時間が増し、星雲の細かい形状や暗い星が

見えてきます。

撮影の画角や位置もタブレット状で簡単に変更できるようです。

撮影した画像は、そのままタブレット内に保存できます。

引き続き、アンドロメダ座のM31、さんかく座のM33の

系外銀河やペルセウス座の二重星団、ふたご座のM35、

いっかくじゅう座のバラ星雲を撮影しました。

    

     オリオン座大星雲 M42 撮影者 Jhosua     

Vesperaの可能性について

わずか、口径50mmの望遠鏡で、しかも公害の多い市街地に

関わらず、手軽に天体写真が撮影する事ができます。

車に乗せ、手軽に移動もできるため、郊外の外灯のない

透明度の良い場所で撮影したり、赤外フイルター等を

使用すれば、更に暗い星雲星団が手軽撮影できる

ポテンシャルがある機材と思えます。

Vesperaは、こちらから購入できます。

興味ある方はどうぞ!

【楽天市場】エラー

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Vesperaによる撮影画像

まとめ

スマート望遠鏡Vesperaによる天体撮影を体験しました。

天体撮影に必要な機器をコンパクトに収納し、操作も

スマートフォンあるいはタブレットで、ケーブルレス

でスマートに撮影ができます。

車に手軽に収納できるため、郊外地で使用すれば

更に深宇宙の姿を映し出すことができるかも

しれません。

いろいろな可能性のある望遠鏡です。

まだ、使用例の少ないスマート望遠鏡の紹介でした。

興味がある方は、ぜひ、気軽にお問い合わせください

スマート望遠鏡の紹介に快く協力頂いた静岡県のJhosua氏

にこの場で御礼申し上げます。

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