星に興味を持つようになったが、望遠鏡は購入するのはちょっと・・
あるいは望遠鏡の選択に迷われてる方いたら、双眼鏡を使用して
星空を眺めて見るのは如何でしょうか。
双眼鏡は、手軽に目的の方向に向けられ、両眼で見ることが
できるため、天体を立体視してみる事ができたり、肉眼では
見えなかったたくさんの星々が見えるようになります。
双眼鏡なら星の観察以外の用途に、スポーツ観戦や野鳥観察等
にも使うことができます。
今回は、星空観察に手軽で便利に使用できる双眼鏡について
と天体観察におすすめの機種をお話します。
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星空観察に双眼鏡を使おう
星に興味を持つようになってこれから星空観望を
始めようと思っているのですが、望遠鏡の使い方
は使い方がよくわからない。
月を見る以外どんな星が見えるのかわからない。
望遠鏡を購入してから結局数回使用して押し入れや
物置の片隅に置いてある事が多いようです。
肉眼で月や星を見るようになった。
もう少し暗い天体や月、惑星の様子を見たいと思うように
なったら双眼鏡を使用するのをお勧めします。
双眼鏡は手軽に見たい方向を向かることができます。
持ち運びも手軽にできます。
双眼鏡で星空を見ると今まで肉眼でぼんやりと見えていた
天体や暗い星々が見えてきます。
双眼鏡は初心者のみならずベテランのアマチュア天文家が、
意外と天体観測の傍らに常に置いている事が多いです。
また、数十年前は、日本人の新彗星の発見に用いられたスペックの
半数が大型双眼鏡での発見だった時代がありました。
明るく長い尾を引いて話題になった百武彗星も大型双眼鏡を使用して
発見されました。
天体観望に適した双眼鏡
双眼鏡にはたくさんの種類があります。
その中から天体観察に適した双眼鏡を選ぶとしたら何がいいでしょうか。
以下の条件の双眼鏡を選ぶとよいです。
・対物レンズ口径が50mmくらい
・倍率は7倍くらいが良い
対物レンズが大きいと光が多く集まるため、暗い星が見る事ができます。
但し、あまり大きいと双眼鏡の重量が重くなり、使い勝手がよくありません。
倍率は、高いと対象物は拡大されて大きく見えるのですが、見える視界が狭くなります。
視界が狭いと目標を捉えにくくなります。
7倍ですと実視界で7度くらいの広さが取れます。
満月が14個並ぶ広さです。
また、対物50mmで7倍ですと 瞳に入る光の大きさ(射出ひとみ)と同じ
になり最も有効的な倍率になります。
浜松星を見る会のほしえもんさん(八木代表)もおすすめのスペックです。
大口径の双眼鏡もおすすめです。
大型のしっかりした架台に取り付けられている機材でしたら、安定して星を見ること
ができます。
大型双眼鏡の魅力は、両眼で自然に見ることができる事です。
両眼で見ることでより暗い星が見えるようになりますし、両眼で見ることで天体を立体視
してみることが出来るようになります。
月や木星、土星や球状星団、彗星が立体的に見えることでこれらの天体がぽっかりと
夜空に浮かんでいるように見えるためよりリアルな宇宙を体験できます。
もうひとつの利点は、望遠鏡で見る像は、倒立像で見えるため、視野に
見える星々が皆逆立ちした像に見えるのですが、双眼鏡は、正立像で
見えます。
星図を使って目的の天体を探したり、今見ている天体の位置を確認するのに大変便利
です。
下記は大型双眼鏡の一例です。
値段が高価なのと重量がありますので、上級者向けの機材になります。
参考まで。
アマゾンでの購入はこちらです。
おすすめの双眼鏡の紹介
口径50mm7~10倍のクラスのおすすめの双眼鏡を紹介します。
興味があったら参考にしてください。
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双眼鏡で見る星雲星団
50mm7倍双眼鏡でみた星雲星団の姿をシュミレーションしてみました。
星雲星団がどんなふうに見えるか参考にしてください。
M45(プレアデス星団)
双眼鏡の視野内に青白く美しく輝く星団の姿が楽しめます。双眼鏡でみる好対象な星団です。
すぐそばにアルデバランを伴うヒアデス星団も双眼鏡で見て楽しめる大型星団になります。
M42(オリオン大星雲)
小三ツ星の中央に鳥が羽ばたくように広がるオリオン大星雲が見れます。
空の良い場所なら星雲が大きく広がっているのが見えます。
双眼鏡で楽しむ好対象な星雲です。
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わかりやすく解説!オリオン大星雲について 美しい星雲は新しい星が生まれる場所でもある。
M44(プレセペ星団)
かに座の四辺形と中央に密集する星団の姿が楽しめます。
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この他に秋の星座のアンドロメダ星雲、ペルセウスの二重星団や夏の星座の天の川銀河
やM7、M6散開星団、M8散光星雲なども双眼鏡で楽しめる星雲星団です。
まとめ
今回は、天体観測ツールとして双眼鏡を紹介しました。
望遠鏡より気軽に使えて、初心者からベテランに幅広く支持されている天体観測ツールです。
明るく大きくなった彗星のコマや尾の広がりを見るのにも役立ちます。
ぜひ、一台、手元にいつでも置いておきたいですね。
次回はいよいよ天体初心者おすすめの天体望遠鏡について紹介します。
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