天竜の自然豊かな山村で、小惑星の掩蔽観測や
光る星座盤を製作している内山貞幸さんが、
この度、完全自作の天体観測所を製作、完成
させました。
スライデングルーフ式の観測所を設計から
製作までを全て行ったそうです。
この自作観測所の製作の手記を同好会の
会誌に投稿されましたので、ご紹介します。
今回は、床板、ドア、外壁構築までの
プロセスを紹介していきます。
タイトル画像
うっち☆星見の小屋
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「うっち☆星見の小屋」製作記
床板の作成より
床板は厚さ30mm、幅200mm、長さ2000m
の「カフェ板」を用いました。
横方向で勘合するように凸と凹の加工がしてあり
ます。
12枚を使いました。
板の両端は間柱があり、はめ込めるように切り
欠きを加工しました。
東端と西端は3方向に切り欠いてはめ込むため
工夫が必要でした。
その後、細部は別にして、床ができました。
後ほど床に塗装します。

北面の画像(ドア枠部分が見える)
入り口ドア用の枠ができました。
次はドアの製作です。

画像 ドアの枠板加工
1/4SPF材を2枚重ねで枠と桟を加工して
組み立てます。
ドアノブの取り付け加工も行います。
枠の上部は5mm厚のスモーク・アクリル板
をはめ込みます。
下部は5mm厚の合板をはめ込みます。

左 ドアの取り付け 右 ドアを開けた場合
ドアの仮組みをして確認して、枠をすべて
塗装します。
ドアは赤色の塗装をしました。
ドアノブも無事に取り付けることが
できました。

画像 床の塗装
床の塗装は何にするのか迷いました。
安全性を考えると「ワトコオイル」が
一番良さそうでした。
これはイギリスで生まれた木材専用の
塗料です。
特徴は木材内部に浸透すること。
塗料が木材を保護し、人に対して安全
であることです。
塗って30分ほど乾かし、拭き取り後に再度
塗り、すぐにサンドペーパーがけをして
拭き取り、24時間以上乾かします。
紹介した画像は西の1/3です。
中1/3,東1/3と3回に分けて塗りました。
残念な事に塗った長後も床の全体写真は
ありません。
次は外壁作りです。

上 外壁作り 北面の西よりの下側
下 北西方向を見る
上の写真を見て分かるように、4面に貼った
白い透湿防水シートの上に「鎧板壁」形式の
壁を設置します。
板を貼る前に、壁下地板の下端に「水切り」と
いう、外壁を伝わって流れる雨水が板壁の内側
に回り込むのを防ぐトタン板製の建材を設置し
ます。
上の写真に見える青色のトタンです。
貼る板の長さを決めて加工したら、くまなく
防水・防虫材を塗ります。
北面を貼り、南面を貼り、西面を貼り、
最後の東面の下半分を貼ったところで
防水・防虫材が無くなりました。
新しく買い足したら色の濃いものだったので
、東面は2トーンとなりました。
(写真下)東面は脚立を建てる場所が狭いので、
隣の大工さんが貸してくれた足場作りの器具が
役に立ちました。
無事になんとか貼ることができました。

上 北西方向を見る
下 南西方向を見る
(上画像) 東面も貼り終わりました。
(下画像) 東面と北面です。
この写真ではすでに入り口のブロックが設置
されております。
また、100V電源の入り口も作りました。
ドアの左横下の丸めたコードです。
小屋の建物としてはこれで完成です。
次回へ続く

浜松スペースハンタークラブ 会誌「ほし」 第198号
から引用
関連記事リンク
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-天竜の星工房が製作し完成-
まとめ
天竜の自然豊かな山村で、小惑星の掩蔽観測や
光る星座盤を製作している内山貞幸さんが、
この度、完全自作の天体観測所を製作、完成
させました。
スライデングルーフ式の観測所を設計から
製作までを全て行ったそうです。
今回は、全て木材を使用したスライデング
ルーフの作成部分の手記を抜粋して紹介し
ました。
外壁を「鎧板壁」、「水切り」を設置したり
様々な創意工夫をしております。
これから自作の観測所を建てたい。計画して
いる方には大変参考になるのではないでしょうか。
今回の手記の紹介、訪問取材を承知頂きました
天竜の内山さんに誌面にて感謝します。
次回、最終章として、観測所の使用感や作成についての
振り返りについてご紹介したいと思います。

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