天竜の自然豊かな山村で、小惑星の掩蔽観測や
光る星座盤を製作している内山貞幸さんが、
この度、完全自作の天体観測所を製作、完成
させました。
スライデングルーフ式の観測所を設計から
製作までを全て行ったそうです。
この自作観測所の製作の手記を同好会の
会誌に投稿されましたので、ご紹介します。
今回は、自作観測所完成後の実際の使用感
、今後の展望についてご紹介します。
タイトル画像
うっち☆星見の小屋内かた望む太陽
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「うっち☆星見の小屋」製作記
前回の続きからです。
小屋の建物としてはこれで完成です。
望遠鏡とその付属品、パソコン、1ppsLED回路、COMS
カメラ、100V 電源コードなどを運び 込み、設置しまし
た。
これで観測ができる状態になりました。
9 月と10月には晴れ間をぬって何回か月や星団の観望を行い
ました。
実際に使用してみて気になった点は以下です。
1.屋根を開け閉めするときの移動が、考えていたよりもスムーズで
なく重いです。体力 が ちているときは動かせないかもしれませ
ん。動きづらい時もあるので、様子を見 ながら改善する必要が
あります。
2.床は結構厚い板(3cm のカフェ板)を貼ったのですが、CMOS
カメラで撮影中に床を歩 くと画面が少し揺れます。
3.窓枠やドアの塗装が既に色あせてきています。雨に濡れて薄く
なったのですが、もう 少し厚く塗装するべきでした。
少しずつ上塗りする必要があります。
その後、屋根の妻面上部の三角形の所は素通しでしたが、ここに網戸用
の網を貼りました。
写真ではわかりにくいのですが、細くて赤い角材で固定してあります。
これで昼間の虫の侵入が防げます。
夜の観測中は屋根を開放するので特に役に立つわけではありませんが。
また、パソコン台はとりあえず段ボール箱を使っていましたが、これも
板と角材で作りま した。


構想から完成まで3年と2カ月かかりました。
何回も設計図を書き換え、細かい箇所は手書きにした
ところもあります。
思った通りにいかないところは予想以上に多く、寸法
が違っていた部分も少なくありません。
しかし何とかなるものです。
途中であきらめないで良かったです。
細かいところではまだまだ改善する余地がありますが、それら
はぼちぼち直していく予定です。
振り返ってみると、
1. 一番に難しく時間がかかったのは、屋根の移動機構です。
移動機構が出来上がるまで 本当にうまくいくのか心配で
した。
完全ではありませんが、両 まで動かすことができて良かっ
たです。
2. 次に難しかったのは床の製作です。
市販の床束を用いれば短期間で出来上がったかもしれません。
余った部材を有効利用しようとしたため、寸法を決めたり加
工したりするのにかなり日数を要しました。
また、内壁を作らなかったため柱が内側に出っ張っています。
床下地板やカフェ板の設置に切り き加工が多く、時間がかか
りました。
3. ドアの製作は、ドアノブの組み込み方法がなかなか分からな
かったです。
結局は 1/4 材を2枚重ねにすることにし、組み込み加工を
ルーターで1枚ずつ行ってそれを貼り合 わせることで解決
しました。
4. 外壁は最初から「鎧板壁(下見板張り)」にすることを目指
しました。
出来上がった時 は嬉しかったです。
最後に、 3 年間、例会では少しずつ進捗状況を発表してきました。
製作途中ではあまり興味がわか いことも多かったと思いますが、
皆さんにお付き合いいただきました。
ありがとうござ いました。
浜松の市街地からは遠いですが、ぜひ小屋を見に来てください。
夜空の観望や観測にも 利用していただければ嬉しいです。
よろしくお願い致します。

観測小屋に設置されている望遠鏡
浜松スペースハンタークラブ 会誌「ほし」 第198号
から引用
関連記事リンク
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まとめ
天竜の自然豊かな山村で、小惑星の掩蔽観測や
光る星座盤を製作している内山貞幸さんが、
この度、完全自作の天体観測所を製作、完成
させました。
スライデングルーフ式の観測所を設計から
製作までを全て行ったそうです。
今回は、全て木材を使用したスライデング
ルーフの作成部分の手記を抜粋して紹介し
ました。
外壁を「鎧板壁」、「水切り」を設置したり
様々な創意工夫をしております。
これから自作の観測所を建てたい。計画して
いる方には大変参考になるのではないでしょうか。
今回の手記の紹介、訪問取材を承知頂きました
天竜の内山さんに誌面にて感謝します。
興味を持たれた方は、天竜の星工房に実際に
訪れてみては如何でしょうか。
近くに「花桃の里」という道の駅があり、天竜の
地場産物を購入することもできます。

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