前回は、星空観察の第1歩として、前回は星空の知識や情報の収集
についてお話しましたが、今回は実際に星空のフイールドに出たとき
に最初に用意しておくと便利な天体観測ツールを紹介します。
まだ、寒い時期ですので、しっかり防寒対策をしてきれいな星空の
見える野外へ出て見ましょう。
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天文初心者必見!天体観測の始め方について 天体観測への第1歩からお話します
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星空観察の防寒対策をしよう
冬の寒いこの時期、昼間に外へ外出するのにも躊躇するのに、
日の沈んだ夜は更に冷え込み寒さが増します。
しかし、この時期は、高気圧の勢力が強くしかも空の透明度が
良く1年で最も星の良く見える時期になります。
風邪を引かないように十分な防寒対策をしておきましょう。
更に星の良く見える郊外や山へ行くと標高が高くなるに連れ
寒さが一層増します。
しかも、天体観測は、星を見るため夜空の一点を注視する事が
多く体の動きが少ないためより寒さを感じる事になります。
私の住む静岡県は、全国的には温暖といいますが、そんな
静岡県でも星の良く見える山へ行くとその場所の気温はこの時期
になりますと気温が-3℃から―4℃にもなります。
そのため、天体観測時には、アウトドア専門店にある極寒地用の
ダウンジャケットを購入して使用しております。
靴下や下着もミズノのブレスサーモを使用して体温が逃げにくい
工夫をしております。
最近は、スマフォの携帯充電バッテリーを電源にした電熱により
保温するジャケットや足底シートもあるようです。
薄着で体温が逃げてしまうと寒さで星の観察に集中できませんし
もしかしたら生命を脅かす事態にもつながるかもしれません。
十分な防寒対策をして星空のフイールドに出ましょう。
流星観測は、仰向けに寝た体制の方が全天を観察できるため
シュラフに入りながらや、電源を確保して野外でこたつに入り
ながら観測する方法等もあるようです。
時計、懐中電灯、コンパスを用意しよう
天体観測は、時刻が大変重要になります。腕時計は必需品です。
コンパスも方角を確認したり星座早見盤の使用時に必要になり
ます。
但し、星座の知識が十分に備わってくると星座の見える位置から
観測地の方角を知る事もできますが、星がまで見えない夕刻から
天体観測の準備をする時など持っていれば便利です。
懐中電灯も必携です。
特に星の良く見える郊外や山に行くと月のない夜空で付近に外灯が
ないと手元さえも見えない暗夜になります。
また、できれば、目に刺激の少ない赤い光になる懐中電灯があると
便利です。
人間の目は、明るい光を見ると瞳孔が小さくなり暗い星の観察に
不便になります。
今のスマートフォンには、ライト機能や赤い光のフイルタ機能
、コンパス、時計の機能があるようなので、それを活用するのも
便利です。
星座早見盤
今夜は何時にどの方向にどんな星座が見えるだろうか。
それを知るための観測ツールに星座早見盤があります。
星座早見盤を手に取りますと中央に大きな窓があります。
早見盤の外周には、月日と時刻の目盛りが刻まれおり調べたい
月日と時刻を回転させて合わせるとその時間帯の星座が中央
の窓の中に現れます。
こちらが星座早見盤になります
星座早見盤の外周にある月日と時刻を合わせる事でその時に見える星空が中央の窓に表示されます。
コンパスがあれば例えばコンパスで北の方角が分かったら
星座早見盤の北の記載がある方向に実際の星空へ向けるとその
方向に見える星座の名前や配列が記載されており実際の星空と
見比べることができます。
星座早見盤は、実際に星空を見るようになると、窓の大き
さも小さく記載された星座の絵も小さいので、不満が出て来
るかもしれません。
また、月や惑星の動きや表示がないので月や惑星を確認する
には、別の観測ツールが必要になります。
それでも、星座早見盤は星座観察の基本になります。
星を観察する前の計画を立てる時など手軽にその日の
時刻の星座を見る事ができますから便利です。
ぜひ、一度は手に取ってみてください
市販されている星座早見盤はこのようなものがあります。
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星座早見アプリ
スマートフォンを持っていたら星座早見のアプリケーションがたくさんあるようです。
スマートフォンには、すでにコンパス、GPS、時計、方向をしるセンサー等が搭載
されているため、自分の観測地の経度、緯度を入力すれば、正確にぞの場所に見える
星座の情報がわかるようです。
星座シュミレーションソフト
PCを持っていたら天文シュミレーションソフトを入手して使用すると星の情報量が
ぐっと上がります。
星座の情報だけでなく、月や惑星の位置も正確にわかります。
星の情報だけでも小型望遠鏡で見える星の情報をはるかに超える情報が入って
おります。
月食や日食、星食の正確なシュミレーションもできる大変優れた天体観測ツールに
なります。
星空の表現もリアルに近く、天の川銀河の表現もソフトの改定毎に良くなって
おります。
また、このソフトを使用すれば、自宅にいながら、ある月日の時刻の例えば、昨年
話題になったレナード彗星(C/2021A1)の星空の中の見え方を背景の星を含めて
再現できます。
本年11月18日に起こると予報されている天文イベントである皆既月食のシュミレー
ションもできますし同時に起こる予報されている天王星食のシュミレーションも可能
です。(皆既月食中に天王星の食も起こる珍しい天文現象です。)
私は、長年、アストロアーツのステラナビゲーターを使用しております。
星に興味を持ってこれからもっと星の情報を知りたいと思う方には必携の天体観測ツール
になります。
ぜひ、揃えたい必携の天文ツールです。
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まとめ
今回は星空観察の第1歩として準備したい観測ツールとして
基本的な防寒具や時計、懐中電灯、コンパスそして
星座早見盤、星座早見アプリ、天文シュミレーションソフトの
紹介をしました。
ぜひ、星の綺麗に見える夜、家から1歩外を出て実際に輝く
星空を体感して見てください。
次回は、星空の観測ツールとして双眼鏡を紹介します。
双眼鏡は地上の遠方の観察だけでなく天体観測にも
威力を発揮します。
おすすめの機種等も紹介したいと思います。
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