りょうけん座に位置するM3とM106は、天体観測者にとって
特別な存在です。
M3は圧倒的な密集度の球状星団、M106は構造美が際立つ
渦巻銀河として知らています。
近年、注目のスマート望遠鏡「Seestar S50」を使って
M3とM106で撮影してみます。
タイトル画像 M3 球状星団 SeestarS50 2024年11月25日
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M3:宝石箱のような球状星団

M3 球状星団 りょうけん座 SeestarS50による撮影 2分露出 2024年11月25日撮影
- 基本データ
太陽系から約4万5000光年離れた球状星団で、直径100光年以上の - 領域に50万個以上の恒星が密集18。北天ではヘルクレス座M13と
- 並ぶ美しさです。
- 観測の魅力
双眼鏡では「周辺がにじんだ星雲状」に見え、10cm望遠鏡で120倍 - にすると星の粒が分解可能です。
- 20cm望遠鏡では「微光星がびっしり集まった立体感」が圧巻で、均整
- のとれた形状が特徴です。
- 歴史的意義
1784年にメシエが発見。実年齢は約80億年と推定され、銀河形成初期の - 情報を保持する「生きた化石」として研究対象になっています。
M106:神秘の渦巻銀河

M106 渦巻き銀河 りょうけん座 SeestarS50による撮影 2分露出 2024年11月13日撮影
- 基本構造
りょうけん座方向2300万光年先に位置するSb型渦巻銀河。 - 中心部に活動銀河核(AGN)を持ち、1981年には超新星
- 1981Kが観測されました。
- 観測の特徴
- 7×50双眼鏡:長楕円形の淡い光斑
- 20cm望遠鏡:2本の渦状腕が明瞭
- ウェッブ宇宙望遠鏡:2024年8月の観測で塵とガスの分布
- を詳細捕捉
- 特異な構造
中心核から伸びる「アーチ状のダストレーン」が特徴的。 - この構造は星形成活動とブラックホールの相互作用で形成された
- と考えられています。
Seestar S50で撮る天体写真
ZWO社のオールインワン望遠鏡「Seestar S50」は、250mm焦点距離と
自動追尾機能を備え、初心者でも高品質な撮影が可能。
M3撮影例
- 市街地での2分ほどの露出でも、球状に集まった
- 星団の構造描写ができました。
M106撮影実績
- 小望遠鏡でもよく見える系外銀河ですが、
- 2分ほどの露出でも中心部や2本の渦巻き構造
- がわかります。
撮影テクニック
- 光害フィルター不使用(都市部でも撮影可能)
- 30枚以上のスタックでノイズ低減
- 月齢3以下の暗空時が理想
- FITSデータをPC処理で微調整可能
- を行う事で更に美しく解像度の高い
- 撮影が可能
まとめ
M3は「太古の星々が織りなす幾何学模様」、M106は「ダイナミックな進化の
プロセス」を体現する天体です。
Seestar S50を使えば、これらの深宇宙天体を自宅ベランチャンからでも撮影
可能です。
天体観測の民主化を実感できる最新ガジェットと言えるでしょう。
SeestarS50の購入はこちらからできます
https://item.rakuten.co.jp/telescope-shop/zwo_s50/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0

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