静岡市で超新星捜索を行う浜松スペースハンタークラブ
の会員、掛井亘氏が、超新星捜索に関する手記を書きま
した。
本人のご厚意でここに紹介します。
この手記より超新星捜索の実際を知る事ができます。
興味のある方はぜひ、読んでください。
今回は、その2回目です。
タイトル画像 SN2024aecx(NGC3521)
撮影者 掛井亘氏
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久しぶりにかすった話 続き

上はTNSへATLASが報告した時間が記されている。
私が撮像した後にもGOTOチームが発見報告して
いる。
もし、わたしが報告していたらここに載っていた
かも知れないと考えると、やや残念である。
このPSNは25日にイタリアのISSPにより分光観測
されTypeⅠc/BLの超新星になった。

2024年10月21日(左) 2024年11月22日(右)
ところで捜索の間の際には過去画像を参考にするより
もネット上のskymapの画像を参考にすることが多い。
次に挙げたように過去画像で比較すると明らかに
中心部が明るく見える。
こういったことはたまにあり、そのような際は
過去画像やPanstarsの画像で確定するようにし
ている。
今回は怪しいと思われなかったのは思うところが
なかったのだろう。
いずれにせよ南西向きのベランダでのみの捜索なので
、PSNに出会う確率は遮蔽物のない180度の環境に
比べると1/6程度に下がるような気がする。
それでも見逃したとは言えプロの捜索プロジェクト
と遜色ない時間でPSNに巡り会えるチャンスは、
少ないながらアリということである。
欧米と9時間差があり、間に太平洋という空白地域
を挟んでいて、数時間で増光することもあれば
後はタイミングだけといったところか。
ということで前回「SN2024ew」に続き2年ぶりに
PSNと出会うチャンスが巡ってきた。
継続的に統計を取れば何年に一度は発見のチャンス
に恵まれるというデータにつながるかもしれない。
関連文献リック
-静岡のアマチュア天文家の手記を紹介-
SN AT2022ewj独立発見記 -1-
まとめ
静岡市で超新星捜索を行う浜松スペースハンタークラブ
の会員、掛井亘氏が、超新星捜索に関する手記を書きま
した。
本人のご厚意でここに紹介しました。
この手記より超新星捜索の新発見の難しさと緊張感など
実際の様子がわかります。
今後の活躍が楽しみですね。
当ブログへの掲載承諾を頂いた静岡の掛井氏に
誌面にて感謝します。

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