今年11月、ダニエル周期彗星が、回帰します。
この彗星が、1937年の回帰をはじめて検出した静岡県島田市
の故清水真一氏。
周期彗星をアマチュアではじめて検出した功績を残して有名です。
島田市民博物館にてこの清水氏の企画展が、開催されております。
清水氏の功績と企画展について紹介します。
注) タイトル画像の彗星は、ダニエル周期彗星ではありません。
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アマチュアとして初めて周期彗星を検出
ダニエル彗星(33P/Dniel)は、1909年12月7日の米国、プリンストン大学
ハルステッド天文台のH.Z.ダニエル氏により発見された彗星です。発見時は
9等級の明るさでした。
この彗星は、1910年4月11日12等の観測を最後に未確認の状態が続きました。
彗星は、7,09年から8,08年の周期と考えられたが、1916,1923,1930年
の再来時には、彗星を確認することができませんでした。
東京天文台の神田茂氏の勧めで、広瀬秀雄氏が、ダニエル周期彗星の木星による
彗星軌道の影響を考慮した軌道計算を行い彗星の予報位置を求めました。
この予報を元に清水真一氏が、ダニエル彗星の観測を行いました。
最初に観測を行ったのは、1936年12月でした。この時の観測では、
彗星は、確認できませんでした。
1937年2月2日、3日の観測により、12,5等星の明るさでダニエル彗星
を再発見しました。
清水氏と広瀬氏は、この功績により1937年日本天文学会から
天体発見功労賞を受賞しました。
清水氏は、アマチュア天文家として周期彗星検出に成功したことで、
後世にその功績が語り継がれております。
清水氏は、写真技術、文学、絵画、音楽などにも卓越した多才な面を持ち合わせて
、地元島田市の文化活動にも参画し、島田市が誇る著名人だったようです。
参考及び引用文献
寄稿 アマチュア天文家、清水真一氏の天体観測の軌跡と業績 ~島田市名誉市民
清水真一氏の企画展に寄せて~
国立天文台天文情報センター 佐藤英男
2024年のダニエル周期彗星
ダニエル周期彗星(8.3年)は、2024年11月11日9時に近日点
を通過します。
ダニエル彗星は、発見当時に比べ、光度が暗くなっており、
吉田誠一のホームページの光度予報を見ても最も明るい光度
でも17.5等級です。
関連記事リンク
ダニエル彗星 33P/Daniel (2024) 吉田誠一のHPより
第95回企画展「島田からはじまる宇宙の旅 -清水真一の見た宙―」
今年11月にダニエル周期彗星が、回帰、地球に最接近します。
この時期に、清水氏の地元、島田市の島田博物館にて、清水氏の
功績を紹介する企画展「島田からはじまる宇宙の旅 -清水真一
の見た宙―」が開催されます。
清水氏の功績を紹介する展示やJAXA及び国立天文台協力のもと、
近年の宇宙開発についての研究も紹介しています。
開催期間は、令和 6年10月12日(土)~12月15日(日)です。
お近くの方は、ぜひ、この機会に清水氏の功績や宇宙開発について、
触れて見るのは如何でしょうか。
関連記事リンク
第95回企画展「島田からはじまる宇宙の旅 -清水真一の見た宙-」
島田市博物館
まとめ
今年11月、ダニエル周期彗星が、回帰します。
この彗星が、1937年の回帰をはじめて検出した静岡県島田市の
故清水真一氏。
周期彗星をアマチュアではじめて検出した功績を残して有名です。
その功績を紹介する企画展の紹介をしました。
戦時中の混乱の時期に関わらず、素晴らしい業績を残した
清水氏について触れて見ては、如何でしょうか。
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