現在、恒星間天体として話題の3I/ATLAS彗星
が10等級くらいに明るく見えております。
口径10センチクラス以上の望遠鏡であれば、
眼視的にこの彗星を見る事ができる明るさ
です。
太陽系外から飛来した珍しい彗星の姿を
見る絶好の機会になっております。
今回は、静岡県内のアマチュア天文家が
撮影したこの彗星画像を紹介します。
タイトル画像 3I/ATLAS彗星
撮影者 小和田稔氏 撮影日 2025年11月24日
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3I/ATLAS彗星について
3I/アトラス彗星は、2025年に発見された史上3例目の
恒星間天体で、その特徴と魅力は非常にユニークです。
直径約20kmと非常に大きく、過去の恒星間天体よりも
かなりサイズが大きいのが一つの大きな特徴です。
秒速約58kmで太陽系を突入し、高速かつ極端な軌道を
描いていますが、地球や太陽からは安全な距離を保ちな
がら通過します。
この彗星の見どころは、核の周りに広がるガスと塵の
明るい大きな「コマ」が特徴です。
これは太陽の熱で氷が気体に変わりガスや塵の尾を
形成する典型的な彗星の姿で、明け方の東天で観察
可能です。
11月中旬以降、空の暗い場所なら口径70mm以上
の望遠鏡で10〜11等級の明るさで観測できます。
また、3I/アトラスは太陽系外からきた恒星間彗星
であるため、宇宙の別の星間物質の情報を得られる
貴重なチャンスでもあります。
過去の恒星間天体より巨大なサイズを持つことから、
宇宙空間での彗星生成の仕組みや条件について新たな
知見をもたらす可能性が高いのが魅力です.
観察には高感度な望遠鏡が求められますが、2025年
11月下旬の明け方の東の空に見えるため、天文ファン
やアマチュア天文家にはぜひチェックしてほしい対象です。
■3I/アトラス彗星は恒星間彗星として高速で太陽系を横断中
■約20kmの大型彗星で、核の周囲のコマや長い尾が美しい
■明け方の東天に見え、10〜11等級で小型望遠鏡で観察可能
■宇宙の深部から来た貴重な天体で宇宙の謎を解く鍵となるかも
県内のアマチュアが撮影した3I/ATLAS彗星
静岡県内のアマチュア天文家のお二人がこの彗星を撮影
しましたので紹介します。
島田市の大石賢氏が高速で移動する3I/ATLAS彗星の
姿を撮影しました。
撮影条件と撮影者のコメントを紹介します。
3I ATLAS が明け方の空にまわってきたので確認しました。
間違いなく彗星ですね。
移動量が大きく、見ていても移動に気付くほどです。
Sharpcap4.1の彗星基準ライブスタック 15秒X20枚 05時25分
05時04分と05時14分の画像を比べると移動量がわかります。

2025年11月22日05時04分

2025年11月22日05時14分

2025年11月22日05時25分
浜松市の小和田稔氏もこの彗星を撮影しました。
この彗星を望遠鏡で眼視観測されて、自分の肉眼で
太陽系外彗星を見る事ができて感動したそうです。
撮影者のコメントと撮影条件です
撮影画像は、亡くなった同好会会員の遺品の
タカハシのBRC250での初めて撮影のもの
です。
恒星間天体の3I/ATLAS は、眼視でも見ること
ができ、ちょっと感動でした!
撮影機材
BRC250(D=250㎜、f=1250㎜)EOS6DMK2 ISO6400 20秒

スマート望遠鏡でも3Iアトラス彗星を撮影
2025年11月22日にスマート望遠鏡SeestarS30で3Iアトラス彗星
を撮影しました。
Seestarの彗星のインデックスに3I/ATLAS彗星がないため、近傍の
NGC4454を検索して間接的に写野に収めました
左下部の中央集光し、周囲がぼんやりした明るい光がこの彗星です。
スマート望遠鏡でもよく写りました。

2025年11月22日 SeestarS30で撮影
左下に3Iアトラス彗星が見える
まとめ
現在明け方の東天に明るく見える話題の3Iアトラス彗星
を静岡県内のアマチュア天文家の方々が撮影しました。
I/アトラス彗星はその大きさ、速度、星間天体ならでは
の軌道と活動から注目すべき彗星であり、明け方の東の
空でその神秘的な姿を楽しめるのが魅力です
この彗星に興味のある方はぜひ、この機会にこの
彗星を観測して見てください。
当ブログ掲載の許可を快く頂きました浜松スペース
ハンタークラブの小和田稔氏、大石賢氏に誌面にて
感謝致します。

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