太陽活動が活発です｡
最近は、太陽面の黒点の数が多く、太陽は、興味深い
観測対象です｡
静岡県のアマチュア太陽観測家のJhosua氏がHα領域
の太陽面を撮影しました｡
11月23日の太陽面の東側に出現するプロミネンスを
89mmEDの小口径にQuarkフイルター（x4.2のバロ
ー付）を装着して拡大撮影を試みました｡
その撮影画像を紹介します｡
タイトル画像
Hα領域によるプロミネンスの拡大像 2025年11月23日撮影
撮影者 静岡県 Jhosua 氏
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11月23日のHα領域の太陽像
Hα領域 2025年11月23日
14291では複雑な黒点群（白色光）と周囲のプラージュ（Cak）
が明るく見えており、活発な様子が分かります。
Hα領域では、東リム（画像左上）には樹状のプロミネンスが
幾重にも重なって 非常に賑わっています
（太陽観測プロジェクトの11月23日の太陽像のXから引用）
BORG89EDにQuark（x4.2のバロー付）にてプロミネンスを拡大撮影
Jhosua氏は、東リムに見える樹状のプロミネンス
の領域について、89mmEDの小口径にQuark
フイルター（x4.2のバロー付）を装着して拡大
撮影を試みました｡
下記にご本人の手記と撮影画像を紹介します｡
23日の日曜は午前中はだめだったけど、午後は
なんとか雲が抜けてくれたんで撮影。
ただし、午後は撮影できる時間が短いのでソーラ
ークエストでの撮影。
冬は午後３時には電柱・電線に邪魔をされる。
白色光、Ｈα、CaK ね。白色光は従来の12cmアクロ
マートだと粒状斑が拡大してみると確認できるのだが、
BORG89EDだと理論上の解像度以下の模様になって
しまうので何となく模様があるという程度にしか写ら
ない。
約９cmのEDレンズも12cmのアクロマートには解像度
については勝てなかった。
あまりズルをせずにできるだけ従来の撮影をしていかな
いと。そちらに寄稿する画像は９cmも12cmも縮小さ
れてるからどっちにしろ粒状斑は潰れる。
ソーラークエストは経緯台だし、精度もイマイチで太陽の
全体像を撮るぶんにはいいけど、バローとかを使ってのク
ローズアップは無理、とは思ってた。
でもデイスターフィルターのQuark(15cmで撮る時に
使ってるやつね)でどの程度まで耐えられるかやってみ
た。
Quarkはx4.2のバロー付だから、合計で焦点距離2520mm。
結果は良好。
多少の長焦点でも無事に追尾して撮影できた。
意外とソーラークエストは健闘してる。
ただ、普段は15cmで撮ってたから解像度低下は否めない。
ソーラークエストに乗せたBORG89EDとDayStar
Filters社のQuarkでの撮影画像でした｡
いつもより解像度が落ちてボッテリした感じになっ
てるのはやはり否めない。
とりあえずソーラークエストは健闘してくれている
という事で。
やはりEQ6赤道儀に12cmや15cmでないと寂しいねー。
それでも、歳をとっても続けていけるシステムになった
から、末永く楽しめそう。
関連記事リンク
2025年11月23日の白色光、Ｈα,Cak領域の太陽画像を紹介！
-静岡県のアマチュア太陽観測家が撮影-
まとめ
太陽活動が活発です｡
最近は、太陽面の黒点の数が多く、太陽は、興味深い
観測対象です｡
Jhosua氏が、撮影望遠鏡BORG89EDにデイスター
フィルターのQuark（4倍のバローレンズ付き）で
東リムのプロミネンスの拡大撮影を行いました｡
89mmのEDレンズでも、樹状に広がるプロミネンスの
様子を詳細に表現しています｡
できるだけ、小型で軽量で扱いやすい望遠鏡システムの
構築は、太陽観測を長く継続させるために必要な課題
ですね｡
当ブログに手記及び画像提供して頂きました静岡県の
Jhosua氏に誌面にて感謝します｡
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