2021年の天文現象を振り返る 1-8月までに起こった天文現象について

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2020年12月21日 木星と土星の大接近、4月22日 こと座流星群、

5月26日 皆既月食、8月13日 ペルセウス座流星群極大日

2021年も残り数日で終わります。

当ブログでは、この機会に2021年に起こった天文現象に

ついて振り返って見たいと思います。

また、注目したい天文現象については、

別ブログとしてダイジェストしてお伝えします。

今年も様々な学術的にも興味深い天文現象が起こりました。

下記の4回に分けて2021年の天文現象について振り返ります。

  1-8月の天文現象について

  反復新星として有名やへびつかい座RS星の肉眼的大増光

  2021年の日本人による新天体発見について

  9-12月の天文現象について

1月 木星と土星が接近

2021年最初のイベントは、木星と土星の最接近でした。

最接近は2020年12月21日ごろで、約0.1度(満月の見かけ直径の約2割)まで

近づく超大接近となる。

これほどの大接近は次回は2080年まで起こらない、非常に貴重な現象だ。

高倍率の天体望遠鏡でも同一視野に入るので、木星の縞模様とガリレオ衛星、

さらに土星の環を一度に観察することができる。

肉眼や双眼鏡では、日ごとに間隔が変化する様子や地上風景とのコラボレー

ションを眺めて楽しもう。

アストロアーツの記事より引用

2020年12月17日には三日月にも近づき3天体の集合が見られました。

2021年1月上旬には水星にも接近しました。

2020年12月21日 静岡県T氏撮影による木星と土星の接近画像

です。木星と土星それぞれを取り巻く衛星も写っております。

2020年12月17日 静岡県K氏撮影の三日月と木星、土星の接近画像です。

4月22日 こと座流星群が極大

4月22日、4月こと座流星群の活動が極大となる。

極大時刻は深夜22時ごろと予測されているので、

22日深夜から23日明け方にかけてが見ごろとなる。

23日の2時ごろまで上弦過ぎの月が夜空を照らすため

条件はあまり良くないが、もともと流星数が多い群で

はないので、目にできればラッキーくらいの気楽さで、

月から離れた方向を中心に空を見渡しながら流れ星を

待ってみよう。

少ないながらも明るい流星の割合が高いので、目に

できれば印象に残りそうだ。

母天体はサッチャー彗星。

アストロアーツ紹介記事より

4月は例年ですと晴天率が落ち、春霞もあり、観測率が落ちる

のですが、今年の4月は晴天率も良く透明度も良好でした。

このため、こと座流星群の観測報告も例年より多く報告が

あったようです。

活動規模は例年通りで、極大ピークのはっきり観測できた年

だったとの事です。

私も2021年4月は1994年に次いで最も星を見た回数が多く、

このこと座流星群の出現を見ることができました。

明るい流星がコンスタントに飛んでいた印象でした。

5月26日 皆既月食

全国的に好条件で見られる皆既月食でしたが、悪天候のため見られた

方も少なかったのではないでしょうか。

静岡県O氏による5月26日の月食の画像です。

8月10日 反復新星として有名やへびつかい座RS星が肉眼で見える4等級に増光

今年は肉眼的な明るさに増光した新星が発見されたり、例年のミラの肉眼的

増光があったり、へびつかい座RSの肉眼的急増光があったり変光星の話題

が多い年でした。

へびつかい座RS増光については、増光時の画像を含め別記事で紹介したい

と思います。

8月13日 ペルセウス流星群極大日

今年の8月のペルセウス座流星群の時期は、全国的に悪天候でした。

この時期、唯一、素晴らしいリアルタイム動画を配信していたのが、すばる望遠鏡

のある国立天文台マウアナケアの定点観測動画でした。

極大日の8月11日から12日にはリアルタイム映像視聴者数が1万人を超え、視聴

回数は50万回を超えたそうです。

私も12日の極大日から数日21時頃から数日リアルタイム動画視聴を行い、日本の

悪天候の中、たくさんの星空を背景に流れる流星をPC上で見ることができました。

極大日後の13日22時頃でしたでしょうか。

ライブ動画を見ていると極大日よりも流星数が多く明るい流星が飛来している

印象でした。

極大日を過ぎてもこんなにも流星が飛ぶんだと思っていました。

この現象は後日、ネット状上で、極大日から2日後に予想外の流星の大出現があった

と報道されました。

同じ時期にライブ動画を見ていた視聴者からも多数の報告もあったそうで、この

2日後に起きたピークは、流星観測の専門家も想定外だったとの事でした。

国際流星機構(IMO)の発表では、大出現があったのは8月14日、もともとの

ピーク予想は13日でそれ以降は徐々に減少する予想だったが、14日午前6~9時

(世界時)に突如、流星が急増したのを米国やカナダの観測者が確認した。

世界各地の電波望遠鏡による観測でも、1時間に200個超が観測されたとの事です。

まとめ

2021年も残りわずかとなりました。

今回、2021年に起きた天文現象を時系列に振り返りました。

今年は、前半だけでもおもしろい天文現象がいろいろと

ありました。後半も部分月食やレナード彗星の急増光等

話題がつきない年です。

静岡県T氏の最新のレナード彗星の画像(12月25日)を

拝見しますと更に明るく尾ものびています。

年末から年明けまでに彗星がどこまで明るくなるか

楽しみです。

こちらも今後、続報としてブログに随時紹介

していきます。

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私のこれまでの仕事や趣味の天文活動で得た専門知識や経験を用いて科学や天文学について、楽しくお話して行こうと思います。よろしくお願いします。

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