こんにちは!9月8日未明に全国で見れる皆既月食
が起こります。
3年ぶりに見える皆既月食。
観測、撮影ポイントについて触れます。
また、ライブ動画配信先のリンクも
紹介します。
タイトル画像 2022年11月8日の皆既月食
と掩蔽される天王星
撮影者 田代貞氏
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月食のタイムスケジュールと進行
2025年8月8日未明の皆既月食は、天文ファンはもちろん、
一般の観察者にとっても特別な体験を提供する現象です。
部分食の開始は8月8日午前1時27分ごろ、南西に見える満月
が地球の本影に入り始めます。
2時31分ごろに皆既食となり、約82分間も続く長い皆既状態
が今回の皆既月食の大きな特徴です。
食の最大(もっとも深く影に入る瞬間)は3時12分で、幻想
的な赤銅色の満月が最も美しく見えます。
3時53分に皆既が終了し、月が再び明るさを取り戻します。
4時56分には部分食も終わり、月は西の地平線近くに沈みます。
月食は全国どこでも同時刻に進行しますが、食終了近くでは月の
高度がかなり下がるため、西の空がひらけた場所を事前に確認し
ておくのがおすすめです。
観察のポイントと月の色の変化
すべて肉眼で楽しめる現象ですが、双眼鏡を使うと
色や欠け際の細かな変化まで鮮明に観察できます。
食の進行につれて明るい満月がかじられるように
影に覆われ、部分食~皆既食の間は明暗の境界が
ぼんやりとし、月全体が徐々に暗く赤みを増して
いきます。
皆既中は大気を通った太陽光の赤成分だけが月面に
届くため、月は「赤銅色」から「暗茶色」「明るい
オレンジ」と多彩な表情を見せます。
この変化は、皆既月食の度に異なるので、この
色の変化や度合いも実際に見てみる楽しみに
なります。
大気中の塵や水蒸気が多いと色はより濃くなり、
空気が澄んでいるほど明るめの赤やオレンジが強
く現れることもあります。
境界付近に青い「ターコイズフリンジ」が現れる
こともあるので、写真撮影する方は特に注目です。
空全体の変化や星の観測
皆既に近づくにつれて月明かりが弱くなり、暗い星
(3~4等星)が次々と見えてくる様子も体感できま
す。
食の終盤は夜明けが近づくため、月そのものだけで
なく、空の色合いや明るさの移り変わりにも注目し
てみましょう。
撮影のコツ
スマートフォンのカメラでも、赤い満月や段階的な
暗化を十分に記録可能です。
部分食では月が明るいため露出を短く、皆既時は
露出時間を長めに設定すると美しく写ります。
望遠レンズ、三脚、マニュアル露出設定があるデジ
カメ・ミラーレス・一眼レフならより鮮明な撮影が
可能です。
多重露出やタイムラプスで1枚に食の経過を記録
するのもおすすめです。
スマート望遠鏡でしたら手軽に月の写真、動画
を撮影できます。
付近の土星や海王星も導入して観察可能です。
月食と併せて観測してみましょう。

2018年1月31日の皆既月食の様子 撮影者 今村守孝氏
月食の仕組みと科学的解説
満月のとき、ちょうど太陽-地球-月が一直線に並ぶ瞬間
にだけ月食が起こります。
その条件は、月の軌道が地球の公転面に対して約5度傾いて
いるため、毎回満月で月食があるわけではありません。
今回のような「皆既月食」は月全体が地球の本影に入った
状態で、部分食は一部のみが影に入ります。
半影食は見た目では判断しにくいですが、写真では月が
うっすら暗くなっているのが分かります。

2022年11月8日 皆既月食と天王星の掩蔽の様子
撮影者 田代貞氏
皆既月食のライブ配信先を紹介
今夜の皆既月食のライブ動画リンクを紹介
します。
自宅で皆既月食のダイナミックな変化の様子を
楽しみましょう。
【LIVE】皆既月食(9月8日午前1時開始予定)
【みんなで見よう!】皆既月食2025〈天文ガイドLive〉
【天体ライブ】皆既月食2025 日本で3年ぶりの皆既月食/Total lunar eclipse/2025年9月8日(月)未明
(ライブ配信)2025-09-08皆既月食 中継 明石市立天文科学館
まとめ
2025年9月8日は、日本全国で見られる貴重
な皆既月食が起こります。
前回の皆既月食が2022年、3年ぶりになります。
皆既月食の近傍には土星や海王星が見えます。
土星の共演、そして海王星の青い輝きまで、ぜひ
夜空のドラマを満喫してください!
星空体験、ぜひSNS等でシェアしてみてくださいね!

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