2025年9月8日の皆既月食の様子を、スマート望遠鏡
Seestar S30で撮影しました。
当日は全国的に天候に恵まれ、美しい赤銅色の月を
じっくり観察・撮影できる絶好のチャンスでした。
また、今回の天文現象はスマート望遠鏡の絶好の
撮影対象です。
スマート望遠鏡を用いて撮影した月食の様子を画像
及び動画で紹介します。
タイトル画像 9月8日の皆既月食
SeestarS30で撮影
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観測当日の流れ
9月8日未明、午前1時過ぎから月食が始まりました。
月がゆっくりと地球の影に入る様子を、Seestar
S30でリアルタイムに追いながら撮影。
午前2時30分すぎから皆既食となり、1時間20分
以上、月全体が地球の影に覆われました。
月が完全に隠れると真っ暗になるのではなく、地球
大気を通った赤い光が月面を照らすため、月は「赤
銅色(コッパー色)」に染まります。
今回は最大食分1.4という深い食だったため、皆既
中の赤みの濃さが際立ち、Seestar S30の高感度
撮影でも月の表面が暗く、重厚な色合いに記録さ
れました。

Seestar S30での撮影の特徴
オート追尾機能のおかげで、月の移動に合わせて
安定したフレーミングで撮影可能。
明るさやコントラストを現地の暗さに合わせて
調整したことで、肉眼では見えなかった細部も
写せました。
赤銅色に染まる皆既中は、月面の模様やコント
ラストが普段と異なり、幻想的な1枚に。
観測地の西側が開けていたため、月が沈む前まで
欠けの全過程をしっかり捉えられました。
皆既月食の見どころと撮影のポイント
皆既最大は午前3時11分前後。
周囲の星々も暗い夜空に見えるため、月以外の星との
同時撮影もおすすめ。
露出の調整次第で、赤みの変化や皆既終了後の復帰まで
ドラマチックに記録できました。
Seestar S30とスマートフォン連携により、その場で
SNS投稿やライブ配信も可能。
手軽に天体ショーを家族や友人と共有することもできます。

皆既月食中に近傍に見えた土星をSeestar
S30で撮影しました。
楕円形のずんぐりした本体と細い土星の環
が見えます。
皆既月食の撮影画像を紹介

01時45分頃の月 食分0.29 2.0×
高度も高く美しい月面がしだいに食されていって
おります

02時15分頃 食分0.77くらい 2.0×
しだいに月が地球の影に隠されていきます

03時頃 食分1.0 2.0×
皆既月食中の月 赤銅色の月です。
周囲に明るい星が見えます。
皆既中に掩蔽された星もありました。

04時10分頃の月 食分0.8くらい 1.0×
皆既月食が終了して再び月面が見え
てきております

04時50分頃 食分0.2くらい
しだいに月面のほとんどの姿が戻って
きました。
月の高度は低く、天文薄明が始まり
周囲は明るくなっていました。
皆既月食の様子を動画撮影
SeestarS30で撮影した月食の動画をVideoCreator
で編集してショート動画にしました。
皆既月食の初めから終了までのショート動画
皆既月食中の月のショート動画です。
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まとめ
約3年ぶりの皆既月食は、赤く染まる月が印象的な幻想的な天体ショーでした。Seestar S30の活用で、高品位な月食記録が残せたとともに、肉眼では味わえない細部の色調や模様も楽しめました。次回の月食にもぜひチャレンジしましょう。
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