春から夏にかけて夜空を彩る球状星団にM3とM4が
あります。
どちらも大型で明るい球状星団を代表する天体です。
これらの天体を最新スマート望遠鏡「VesperaⅡ」で撮影、
両天体の驚くべきディテールが浮かび上がりました。
今回はM3とM4の美しい天体画像と天体観測の醍醐味、
最新機材の可能性についてご紹介します。
タイトル画像 M4 球状星団 VesperaⅡ 2025年6月4日
撮影者 静岡県 Jhosua氏
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M3:春の夜空に輝く宝石箱


M3 球状星団 りょうけん座 VesperaⅡの撮影 2025年6月5日撮影 撮影者 静岡県 Jhosua 氏
基本データ
- 位置:りょうけん座
- 距離:33,900光年
- 直径:100光年
- 恒星数:約50万個
特徴的な魅力
・メシエカタログ作成のきっかけとなった歴史的意義のある
球状星団です
・均整の取れた球状構造が20cm望遠鏡で立体感たっぷりに
見えます。
・中心部まで星が分解可能な高集中度。
VesperaⅡ撮影のポイント
250mm焦点距離×F5の明るい光学系を活かし、ライブモザイク
モードで24MP解像度を駆使できます。
通常モード(8.3MP)では中心部の星の密集感を、モザイクモ
ードでは周辺部の広がりを同時に捉えられます。
自動スタッキング機能が微光星のノイズを軽減し、都市部でも
クリアな画像を取得可能です。
(注)紹介画像は、モザイクモードは不使用、トリミングのみ。
M4:夏の南天に浮かぶ古代の星々


M4 球状星団 さそり座 VesperaⅡの撮影 2025年6月5日撮影 撮影者 静岡県 Jhosua 氏
基本データ
- 位置:さそり座(アンタレス近傍)
- 距離:7,200光年
- 特徴:太陽系最接近の球状星団
- 発見:130億年前の系外惑星が存在
観測の面白さ
・まばらな構造が作り出す「星の尾根」
・20cm望遠鏡で中心部まで星が分解
・パルサーと白色矮星の連星系
VesperaⅡ活用法
アンタレス近くの明るい環境でも、独自の画像処理が星団の
コントラストを強調。
自動追尾機能で長時間露光が可能なため、淡い周辺部の星ま
で写し込みます。
TIFF/FITS形式RAWデータを活用すれば、後処理で星の色温
度の違いを表現可能。
比較表:M3 vs M4
特徴 | M3 | M4 |
---|---|---|
視直径 | 18分 | 26分 |
集中度 | クラスVI(高密度) | クラスIX(低密度) |
撮影適期 | 春(4-6月) | 夏(7-8月) |
VesperaⅡ設定 | 標準モード撮影 | 標準モード撮影 |
VesperaⅡ実践活用術
- 自動初期化:設置から観測開始までの時間が従来の
- 天体写真撮影に比較して短縮できる。
- ライブオートフォーカス:気温差があってもピントを鮮明
- に調整してくれる
- 画像強化アルゴリズム:恒星の色再現性に優れる
- SNS連携:アプリから直接画像の共有が可能
VesperaⅡの撮影で、M3の中心部に赤色巨星が点々と浮かぶ
様子を捉える事ができたと、SNS上で話題になったようです。
VesperaⅡの8.3MPセンサーが星の色の微妙な違いまで再現。
従来の眼視観測では得られない新しい発見があります。
まとめ
春から夏にかけて夜空を彩る球状星団にM3とM4が
あります。
どちらも大型で明るい球状星団を代表する天体です。
これらの天体を最新スマート望遠鏡「VesperaⅡ」で撮影、
両天体の驚くべきディテールが浮かび上がりました。
今回はM3とM4の美しい天体画像と天体観測の醍醐味、
最新機材の可能性についてご紹介しました。
撮影画像の提供を頂いた静岡県のJhosua氏には
誌面にて感謝します。
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