昨年、発見されたZTF彗星が予報通り明るくなっております。
天文同好会会員による彗星の撮影画像を紹介します。
それぞれの会員による同彗星の機材と撮影条件の違いによる
写り方にも注目して見てください。
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明るいZTF彗星(C/2022E3)
2023年1月25日 200㎜ 撮影者 西村栄男氏
撮影者のコメント及び撮影条件
今朝の冷え込みは今季一番だったようです。
全国で晴れているのは極一部だったようなので力が入りましたが怪しい星には
出会えませんでした。
帰宅しようとした時、車のエンジンがかかりません。
非常用のバッテリ-を使用しましたがダメ、念のためとキ-の中にある電池を
動かしたらかかりました。
低温が影響したようです。
この低温でも平松さんの赤道儀は元気に星を追ってくれ、カメラも順調で本当に
助かります。
掃天範囲外でしたが、ZTF彗星は「この辺かな」と30秒露出で写してみました。
2月の接近に向けて順調に増光しているようです。
画像処理が出来ませんが尾が長く伸びているのが分かります。
今後見やすい位置にあるので多くの方が撮影されると思います。
2023年1月23日 撮影者 小和田稔氏
撮影者のコメント及び撮影条件
小和田です。
今朝は久しぶりに三倉にて撮影できました。
とは云うものの、雲が次々に流れてきて、安定して見えている
時間があまりなく、3コマほど撮影したのみでした。
さすがにだいぶ明るく、4㎝双眼鏡でもたやすく見え、全光度
としてはM13より明るい5.5magくらいに見えました。
5時をまわっって厚い雲に全天が覆われたのでカメラを外したら
晴れ間が広がるという皮肉な天気でした。
ちなみに最低気温は-2.8℃でした。
今週半ばはこれより大幅に下がるものと思われます。
2コマ合成の撮影画像です。
データは以下の通りです。
EOS6DMk2 ISO3200 15sec×2 NIKON300mmED、F2.8開放
トリミングあり
2023年1月21日 撮影者 田代貞氏
田代です。
昨日は2023E3ZTF彗星を撮影しに春野天体観測所に出かけてきました。
22時頃から空が曇り朝まで雲量8~9の状態でじっくり撮影できる状態では
なかったです。
流れ雲の隙間に見える彗星を短時間露出で撮影し何枚かコンポジットして
仕上げてみました。
地球に近づいているのでコマも大きくなってきました。
イオンテイルはかなり伸びているようでもう少し短いレンズで狙いたいですね。
アンチテイルも濃く長く伸びていました。
共通データは
SXP赤道儀 ε160F3.3 LPSD3 EOS6D(HKIR)ノータッチ 60S露出6枚
及び8枚コンポジット
2023年1月21日 撮影者 田代貞氏
それと観測所から東天の星空。
上空晴れ間に青緑色の彗星が見えています。
SONYα7Ⅱ シグマ20mmF1.4→F2 10s露出。三脚固定
関連記事リンク
特集 ズイーテイーエフ彗星(C/2022E3) アストロアーツ
まとめ
ZTF彗星は、2月1日に地球に最接近します。
今後の更なる彗星の明るさや尾の変化が楽しみです。
ZTF彗星については、更に当ブログにて続報報告して
いきます。
お楽しみにしてください。
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