紅こうじサプリメントの未想定2物質の解析が続いている! -腎障害の原因究明に向けて-

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小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」サプリメントを巡る健康被害から

3ヶ月が経ちます。

国は「紅こうじ」サプリメントの原料から検出された未想定の3物質

より、「プベルル酸が、腎臓に悪影響を及ぼすことが、ラットの投与

試験より確認されたが、残る2物質の腎毒性についても解析を継続し

ている。

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原因物質判明時期の発表について

調査結果の判明時期について、武見敬三厚生労働相は、6月21日の

記者会見にて「早ければ、今秋と考えている」との見通しを示した。

2物質の構造特定のための投与試験を進めていると発表した。

原因物質究明の経緯 

厚生労働省によると、紅こうじサプリメントの健康被害を起こ

した製品は、主に昨年6月から8月製造の原料を使用した製品で、

国立医薬品食料衛生研究所の分析では、想定していない3物質

が検出された。

ひとつは、青カビ由来の天然化合物プベルル酸と特定された。

残るふたつは、機知の天然化合物ではないとみられ、

仮に化合物Y,Zと命名している。

いずれの物質も紅こうじの有効成分「モナコリンK」と

構造が似ており、青カビの介在で同成分が変化したものと

推定される。

「培養中のドラム型容器に工場内の青カビが混入したのは

間違いないだろう」と厚生労働省幹部は話す。

小林製薬の大阪工場(昨年12月閉鎖)や子会社の和歌山工場の

種菌培養室からは青カビが見つかり厚生労働省はそれらの提供

を受けて物質発生のメカニズムや腎毒性の検証を始めた。

原因物質の特定に迫る

厚生労働省は、今年5月末に検証状況を発表し、プベルル酸と

単体と3物質を含む製品をそれぞれのラットに7日間反復投与

した結果、いずれも腎臓の尿細管壊死を引き起こしたことを

確認したという。

日本腎臓学会の分析では、サプリメントの摂取後に腎障害を発症した

患者の多くに、腎臓の尿細管に障害が起き、尿中の必要成分の再吸収

障害を起こす「ファルコニー症候群」が発症した。

厚生労働省はプベルル酸が健康被害の原因になった可能性が高いとみるが

、XとYの2物質についても単体の投与試験を進めるという。

同省幹部は「2物質に毒性がないのか、プベルル酸と一緒になることで

さらに毒性を帯びるのか。それらが明らかになれば、今回の健康被害の

原因が分かる」としている。

参考及び引用文献

静岡新聞 2024年6月22日朝刊

腎障害”犯人”は? 実想定物質解明続く 紅こうじサプリ問題発覚3ヶ月

関連記事リンク

プベルル酸が腎臓に悪影響を確認 -「紅こうじ」サプリメントを巡る健康被害-

まとめ

紅こうじサプリメント問題発覚から3ヶ月が経ち、厚生労働省から

原因究明状況が報告された

腎障害を引き起こしたと思われる3物質が、特定されたようである。

原因と考えられるプベルル酸と化合物Y、化合物Zの作用機序について

早ければ、今年の秋には発表されるという。

早い原因究明が、今後の対策と消費者が、安心してサプリメントが

購入できる事になると考える。

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