今回は、2022年最初の所属天文同好会会員の方々
が、最近撮影されました天体写真作品を紹介します。
新年最初のレナード彗星
年が2022年に変わる中で、レナード彗星が1月3日の近日点
に向かっております。
近日点に向かう事で彗星の光度は、更に増光する可能性が
あります。
その反面、地球から遠ざかる事になり、また彗星が南半球へ
更に南下しているので、日本からの観測がむつかしく
なっていきます。
そんな中、静岡県のT氏の撮影したレナード彗星の画像です。
1月1日、2日のこのブログでは、レナード彗星の最新の
撮影画像になります。
1/1撮影 御前崎にて 85mm 拡大200mm
1/2撮影 天竜川河口 50mm
今後は、更に南下して行きますので、日本では、この時期が最も
明るいレナード彗星になるかもしれません。
星と地上風景とのコラボ
静岡県O氏による2021年1月1日の地上風景とカノーポスの
コラボ写真です。
カノーポスはりゅうこつ座のα星です。
星自体は大変明るいのですが、南の低い位置にあるため観測地の
地理的条件により気が付かないか見えない星です。
カノーポスの見つけ方ですが、なるべく南の空が良く開けて
低空まで見える場所で、おおいぬ座のシリウスが南に最も高く
見える頃に視線をそのまま南の低い位置に向けると見える可能性
があります。
カノーポスは長寿星とも呼ばれ、この星を見ると長生きが
できるといわれます。
2022年1月1日23時34分 EOS6DMK2 105㎜F4.0 ISO1600 8sec
次は、静岡県T氏による月と水星と地上風景のコラボです。
水星も太陽に最も近い惑星なので、目立ちません。
新月から間もない月と水星とその地上風景の
地元の方にはなじみ深い建物群との共演画像です。
1/4 月と水星とアクトタワーのコラボ 天竜川東堤防から
200mmで撮影。
まとめ
今回は、新年最初に撮影された天体写真を紹介しました。
1月4日は、しぶんぎ座流星群の極大日でした。
4日の早朝、4時から6時の時間に星を見ていましたが、
数個、明るい流星が望遠鏡の視野に入りました。
全国的にはどうだったでしょうか。
2022年も皆既月食や火星の接近等天文イベントが
多そうです。
また明るい新彗星の発見や彗星の急増光もあるかも
しれません。
そういった情報も今後も取り上げて行こうと思います。
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