火星が2年2ヶ月振りに地球に最接近しています。
肉眼でも、ふたご座の近傍に赤く美しく輝く火星の
姿を見ることができます。
そんな火星の姿を話題のスマート望遠鏡SeestarS50
やコリメート縮小光学系を使用して撮影した画像を
今回、紹介します。
火星の他、電子観望による木星や月の姿も紹介しましたので
お楽しみください。
タイトル画像 火星 コリメート縮小光学系撮影
撮影者 静岡県 大石賢氏
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最接近中の火星
火星が、1月12日に2年2ヶ月ぶりに地球に最接近しております。
最接近の今回の距離は9608万Kmになります。
光度は、-1.4等、視直径は14.6″になります。
最接近中の火星の姿を電子観望系の機材で撮影した画像を紹介
します。
火星 コリメート縮小光学系で撮影 撮影日 2025年1月10日 撮影者 大石賢氏
撮影方法と撮影者のコメントを紹介します。
ミューロン210 コリメート拡大撮影 1/30秒 X 50枚 ライブスタック
今まで惑星写真は、動画で多数撮影した画像から良像を選び出し
コンポジット処理していましたが、月惑星ライブスタックではその作業が
PC任せで済み、ほぼリアルタイムで惑星面の詳細が見えてきます。
火星は、撮影するころ、急激にくもってきてシーイングも悪化し、像が
揺らいでスタッキングがうまくできなくなりました。
今度、条件の良い夜に再度試して見ます。
関連記事紹介
-縮小コリメート光学系を応用して暗い天体を撮影する-
火星 スマート望遠鏡SeestarS50で撮影 撮影日 2025年1月7日
最接近中の火星をスマート望遠鏡SeestarS50で撮影しました。
Seestarの惑星撮影モードを使用。
フォーカスとゲイン調整で、なんとか円盤像に見えますが、表面
の模様はむつかしいようです。
木星
木星も観望好期で-2等級の明るさで美しく輝いております。
最近の木星の姿を電子観望系の機材で撮影した画像を紹介
します。
木星 コリメート縮小光学系で撮影 撮影日 2025年1月10日 撮影者 大石賢氏
撮影方法と撮影者のコメントを紹介します。
ミューロン210 コリメート拡大撮影 1/30秒 X 50枚 ライブスタック
電視観望に使用している Sharpcap4.1 には、月惑星ライブスタック
機能があり始めて試しました。
その結果は期待を大きく上回り、木星のライブスタックを始めると細かい
模様が浮きあがって見えてきました。
ライブスタックの画像をホワイトハウスのみ修正した画像と、
tif画像をステライメージのマルチバンドシャープ機能と惑星色ズレ
補正機能で処理した画像になります。
火星 スマート望遠鏡SeestarS50で撮影 撮影日 2025年1月4日
木星をスマート望遠鏡SeestarS50で撮影しました。
Seestarの惑星撮影モードを使用。
大まかな縞模様は確認することができました。
本年最初の満月
満月 SeestarS50で撮影 撮影日 2025年1月15日
テイコクレーター付近 SeestarS50で撮影 撮影日 2025年1月15日
2025年最初の満月をSeestarS50で撮影しました。
月表面の地形や海をよく表現しております。
満月の時期のテイコクレーターの光条の広がりが
見事です。
海外では、1月の月を「ウルフムーン」Wolf Moonと
呼ぶそうです。
1月の満月をみて狼たちが遠吠えをあげるのでしょうね。
まとめ
火星が2年2ヶ月振りに地球に最接近しています。
そんな火星の姿を話題のスマート望遠鏡SeestarS50
やコリメート縮小光学系を使用して撮影した画像を
紹介しました。
電子観望による木星や月の姿も紹介しました。
コリメート縮小光学系による前回紹介しましたダニエル
周期彗星や系外銀河の撮影写真も見事でしたが、今回の
惑星の撮影画像も見事です。
電子観望光学の持つポテンシャルの高さが伺えます。
今回の撮影画像の掲載を了承頂いた静岡県の大石氏に
誌面にて感謝します。
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