C/2025 A6 (レモン彗星)は、2025年秋の夜空を
賑わせる期待の彗星として大きな注目を集めてい
ます。
SNSでは、この彗星の観測情報や撮影写真が連日
投稿されています。
この彗星は、10月下旬までに更に明るくなることが
予報されています。
レモン彗星の基本情報や特徴、観測の魅力、これから
の見え方と効果的な観測方法について紹介します。
タイトル画像 C/2025 A6 (レモン彗星)
提供 小和田稔氏 2025年10月2日撮影
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レモン彗星(C/2025 A6)とは
■名前・発見:正式名称は「C/2025 A6 (Lemmon)」、
2025年1月3日にアメリカ・アリゾナのマウントレモン
天文台サーベイで発見されました。
■軌道と周期:約1,350年ぶりに太陽へ近づく長周期彗星
です。
今回の接近後も約1,150年かけて再び戻ってくると考え
られています。
■特徴的な軌道傾斜:軌道傾斜角が約144度と非常に大きく、
太陽系を大きく傾いた角度で通過します。オールトの雲か
ら来たことを想像させるダイナミックな軌道です。
■姿:コマ(彗星核周辺のもや状部分)は明るく、太陽に
近づくにつれ尾(テイル)も発達してきています。
現時点で緑がかった色も報告されており、写真撮影にも
おすすめです。
10月2日のレモン彗星
10月2日の未明。
浜松市の郊外にてフジノン150mm双眼鏡を使用して
この彗星を見ました。
光度は6等級くらい、中央集光のあるコマで明るく
よく見えます。
正立像で10時の方向から尾が広がって後方に
伸びているのが眼視でも観察できました。
浜松スペースハンタークラブの小和田稔氏が、
浜松市内でこの彗星を撮影しました。

レモン彗星(C/2025 A6)撮影日2025年10月3日 撮影者 小和田稔氏
市街地の薄曇りの中での撮影です。
眼視で見た彗星のイメージに近い表現です。
撮影者のコメントと撮影条件です。
昨日(10月2日)朝、自宅で見てみました。
薄雲もあって透明度の悪い空でしたが、25㎝で眼視でも
容易に確認できました。
添付画像は一枚撮りの記念写真(??)です。ご笑覧ください。
月末にどこまで明るくなるか楽しみです。
μ250(fl=2328mm)NIKON D810A ISO3200 Exp=20s
レモン彗星の今後の見え方と明るさ
■近日点と地球最接近:11月8日に近日点(太陽最接近)、
10月21日には地球に約0.60天文単位(8,900万km)
まで接近します。
■明るさの予報:もともと10等級程度までしか明るくな
らない予想でしたが、2025年秋には予想外の急激な
増光を見せています。
10月初旬で7等~6等級台まで明るくなっており、10月
下旬から11月にかけて4等級(場合によっては2等級台)
まで明るくなる可能性が指摘されています。
肉眼でも条件が良ければ見えるかもしれません。
■見やすい時期・方角:夕方から宵の北西~西の空、10月
下旬から11月中旬にかけてが見ごろです。
木星の下またはやや北寄り(三つ拳ぶん程度)に観測でき
る日も多いです。
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観測のポイントとオススメ方法
■肉眼・双眼鏡・望遠鏡:10月以降は肉眼でも見える
可能性がありますが、都市部では光害のため双眼鏡
や小型望遠鏡があるとベストです。
小型双眼鏡(7×50、10×50)の利用がおすすめです。
■写真撮影:デジカメやスマートフォン+天体用アダプタ
でも尾やコマの色・広がりが捉えられます。追尾機能の
あるスマート望遠鏡(Seestar、VesperaⅡ、DWARF
3など)を活用すれば詳細な連続撮影も可能です。
■位置の探し方:星図アプリやウェブの「ライブ位置トラッカ
ー」、天体暦サイトを活用して、日々刻々と変わる彗星の位
置を事前にチェックしておくと安心です。
■観測時の注意:低空にある場合が多いため、地平線が開けた
場所を選び、月明かりや市街地の照明ができるだけ少ない時
間帯に観察しましょう。
レモン彗星が今後、肉眼等級クラスまで、増光するようでしたら
すばる望遠鏡のライブ動画やyoutubeのライブ動画なども企画
されるかもしれません。
今後の動向が楽しみな彗星ですね。
まとめ
C/2025 A6(レモン彗星)は、2025年秋の夜空を
飾る期待の新天体です。
今後、さらに明るく目立つ存在になるかもしれません。
身近な双眼鏡やお手持ちの天体撮影機器で、ぜひ“100
0年以上に1度”のチャンスを思い切り楽しんでみてくだ
さい。
彗星の撮影画像を提供して頂きました小和田稔氏に
誌面にて感謝します。

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