冬の夜空を彩る一大イベント、ふたご座流星群が本格化します。
今年のピークは12月14日17時を中心に、13日夜から14日に
かけて流星観測チャンスです。
残念ですが,今年は下弦の月が夜半から昇ってきて好条件では
ありませんが、ふたご群は明るい流星がよく飛ぶので普段より
確実に流星を眺めることができる絶好の機会になります｡
タイトル画像 ふたご座流星群と富士山
撮影者 田代貞氏 遠州天体写真愛好会
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ふたご座流星群の基本特徴
ふたご座流星群は、毎年12月頃に地球がふたご座流星群の母天体となる
小惑星ファエトン（3200 Phaethon、ファエトンとも表記）の軌道と
交差することで発生する流星群で、流星数1時間あたり最大120個以上
出現する「三大流星群」の一つです。
出現期間は12月4日から20日頃で、2025年は13日夜から15日明け方が
特に見頃を迎えます。
流星の速度は約35km/sと速く、白く輝く直線的な流れが特徴で、輻射点
はふたご座の頭部付近に位置します。
2025年の観測条件と見どころ
今年は下弦の月があり、夜半になるとその影響が
でます｡
しかし、冬の空は透明度が良く、ふたご群は明るい
流星が多いので、普段よりたくさんの流星が見れる
事でしょう｡
東の空で木星が目印となり、輻射点を容易に見つけ
ることができます。
日本国内では都市部でも郊外で十分楽しめ、ピークの14
日夜から明け方に最多の流星が期待されます。
流星の明るさは空明かりに負けにくく、初心者でも1時間
に数十個確認可能です。
月刊天文ガイドで、むしろ13日（今夜）の宵から月出までの
時間がもっとも流星観測の条件が良いのではと誌面で語られ
ています
参考文献
月刊天文ガイド 2025年12月号 誠文堂新光社
ふたご群 その魅力と観測のコツ
安定して多発する「信頼性の高い流星群」として人気で、寒い冬
の澄んだ空に長く流れる流星がロマンチックです。
スマートフォンやスマート望遠鏡（Seestarなど）で撮影も容易で
、家族や仲間と共有する醍醐味があります。
観測時は光害の少ない場所を選び、暖かくして仰向けになり、
輻射点周辺を広く見渡しましょう。
晴天を祈りつつ、ぜひ夜空を堪能してください！
2023年12月14日のふたご座流星群
撮影者 田代貞氏 遠州天体写真愛好会
流星群のライブ動画配信先を紹介
恒例のふたご座流星群のライブ動画配信先の紹介です｡
ハワイマウナケア山とウエザーニュースです｡
予報では、14日17時がピーク予報なのでウエザーニュース
では、明日がライブ配信日のようです｡
Geminid meteor shower 2025 & MaunaKea East view
LIVE from NAOJ Subaru Telescope, Maunakea Hawaii
朝日新聞宇宙部
【天体ライブ】ふたご座流星群2025 三大流星群のひとつが極大
岡本結子リサキャスター生中継 12月14日(日)20:00〜
Geminid Meteor Shower〈ウェザーニュースLiVE〉
【天体ライブ】ふたご座流星群2025 三大流星群のひとつが極大
小川千奈キャスター生中継 12月14日(日)20:00〜
Geminid Meteor Shower〈ウェザーニュースLiVE〉
まとめ
冬の夜空を彩る一大イベント、ふたご座流星群が本格化します。
今年のピークは12月14日17時を中心に、13日夜から14日に
かけて流星観測チャンスです。
残念ですが,今年は下弦の月が夜半から昇ってきて好条件では
ありませんが、ふたご群は明るい流星がよく飛ぶので普段より
確実に流星を眺めることができる絶好の機会になります｡
この機会にぜひ、流星が飛ぶ姿を体感ください｡
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