2025年も残り後1週間になりました。
今回は、2025年を振り返る話題として
明るくなって話題になったレモン彗星
のイオンテイルの形状変化を捉えた
静岡県の古知氏の手記を紹介します。
タイトル画像 レモン彗星のイオンテイルの
形状変化
撮影者 静岡県 古知辰郎氏
ブログ村ランキング参加中、応援クリックお願いします
にほんブログ村
はじめに
昨年の秋には紫金山・アトラス彗星が素晴らしい
姿を見せてくれました。
あれほどの彗星を条件良く見てしまったので、
しばらく明るい彗星はお預けかな?と思っていた
ところ、今年の初めに発見されたレモン彗星が
かなり明るくなるとの前評判で期待を持って秋
を待ちました。
ところが、今年の異常な天気で本当に晴れる日
が無く、東天にいる間は全く撮影出来ず、西の
低空に移ってからようやく撮影することができ
ました。
撮影方法
東天の段階では、自宅の3階の寝室の窓際に赤道儀を
設置して、未明に晴れていれば即撮影できる状態で
臨みましたが連日の曇天・・・
撮影出来たのは西の空に移った10月下旬になってからの
事でした。
勤め人にとって日没後1時間程の撮影好機はかなり帰宅
困難です。
これまで何度か会誌に載せているようにパソコンに接続
して可能な限り正確にアライメントした状態で赤道儀を
パークしておきます。
出先からでもリモートデスクトップで導入や撮影ができる
ようにセッテイングしました。
撮影光学系はBORG71fl+0.85レデユーサ(340mm)にSV
405CC(フォーサーズサイズセンサー)にしました。
子亀は50mmサイズをNeptune-C2(1/1.8インチCMOSカメラ)
につけて低空の雲や電柱やアンテナなどの地上物の接近をモニタ
ーします。
彗星の撮影は露出がむつかしいところですが、これまでのポン・
ブルックス彗星や紫金山・アトラス彗星の時の同様の経験を踏まえ
gain300で20秒露出で固定、撮れる高さまで撮り続ける方法を
取りました。

実写
10月23日に始めて上の撮影方式で姿を収める事が
できました。
雲の合間からようやくといったところですが、
晴れさえすればなんとかなりそうな感触です。
11月5~6日頃までなら午後6時半頃まで
撮影できそうです。
日没後1時間でかなり暗くなるので設定した
露出で行けそうな予感です。
結果的には天気の都合でこの日以降10月30日
、11月1日、11月2日、11月3日、11月6日と
撮影することができました。
(画像は10月23日、30日)


後半へ続く
引用文献
浜松スペースハンタークラブ会誌「ほし」
第198号より
まとめ
2025年も残り後1週間になりました。
今回は、2025年を振り返る話題として
明るくなって話題になったレモン彗星
のイオンテイルの形状変化を捉えた
静岡県の古知氏の手記を紹介しました。
昼間の業務の忙しい中、日没の高度の
低いレモン彗星を連日、撮影し
活発なイオンテイルの形状変化を
捉えました。
次回、その後半部分を紹介します。
当ブログに快く掲載許可を頂いた静岡県の
古知氏に誌面にて感謝します。

スポンサーサイト
ドメイン取得とホームページ作成には
ブログ作成には

コメント