続報!アウトバースト後のレナード彗星の姿 ふたご座流星群極大日の画像も紹介

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レナード彗星(C/2021A1)が12月12日に地球へ最接近して、

その後、14日にアウトバーストを起こして3等級へ急増光して

西天に見える。

今回、12月19日のレナード彗星の画像を紹介、また、12月

14日のふたご座流星群極大日の画像も紹介します。

12月19日のレナード彗星

レナード彗星の海外の観測情報では、12月12日の明け方の空で

5.1等星で観測、その後 12月14日にバーストを起こして3等級

に増光、12月16日夕方の超低空に見え明るさは3.4等と明るい。

12月中は3~5等級を保ち、日本では1月初めまで。

南半球では、1月下旬まで観測できるようです。

(吉田誠一氏のホームページ参考) 

現在、日没後の低空に見えており、12月11日に静岡県T氏が、

レナード彗星を捕え撮影に成功しております。

T氏の撮影時のコメントと共に掲載します。

T氏のコメントより 

今夕(12月11日)のレナード彗星です。

雲が多くて一旦は諦めて自宅に引き返したものの、途中で日が

差してきたので再度、観測地に向かい雲の切れ間に何とかレナード

彗星をgetできました。

撮影時刻は17:46 118mmF4と300mmF4.5 それぞれ

トリミングしています。

まだ薄明中で月明かりもあり淡い尾は写りません。

昨日より高度が高い(7.8°)ため写りは良くなっています。

朝に見えた姿に比べダストトレイルの幅が広くなっているよう

です。

22日頃からは月明かりが無くなるのでもっとよく写るはずです。

雲塊の上に明るくバーストしたレナード彗星が見える。

12月14日のふたご座流星群の写真紹介

8月のペルセウス座流星群に引き続き先週の13日から14日の 

ふたご座流星群が極大を向かえました。

月齢10前後の月があるものの、ふたご群は、明るい流星が多く

見ごたえがあります。

こちらも静岡県のT氏が富士山を背景に美しい流星群を撮影されました。

ご本人のコメントと共に下記に掲げます。

ふたご座流星群は13日夜より14日夜の方が良く飛びました。

流星の写真を撮る時、月のない夜に限ると思いがちですが、意外と明るい

月があっても写ります。

ふたごやペルなどは数は出るし明るいのも多いので写れば見ごたえのあるもの

になります。

鑑賞写真的には火球クラスの明るい流星狙いなので月明りは関係ないです。

むしろ風景がはっきり写るので良いかもしれません。

そういうわけで14日は極大直後の夜ということで清水まで出かけて撮影

してきました。

到着直後は曇っていて時々ガスが出て星は見えていなかったのですが、

次第に晴れてきて富士山も見えるようになりました。

時々空を見上げていましたが数分に1個は流れていました。

今回はタイミングよく富士の上空に明るいのが流れてくれました。

まとめ

今回、アウトバースト後、最新のレナード彗星の姿を紹介

しました。

まちがいなく、本年最も明るい彗星になりました。

今後、彗星は太陽に向けて進行しています。

日本でももうしばらく見えそうです。

12月14日のふたご座流星群の画像も併せて紹介しました。

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