私たちが最も身近に感じる天体のひとつに月があります。
夕暮れや夜中に月が見えると景色や情景が更に印象深い
ものになります。
今回は、スマート望遠鏡VesperaⅡとSeestarS50による
月の撮影画像を紹介します。
タイトル画像 月 VesperaⅡ 2025年6月4日
撮影者 静岡県 Jhosua氏
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月の特徴と魅力
月は地球の唯一の自然衛星で、私たちの夜空に輝く身近な
天体です。
地球から約38万キロメートル離れており、直径は約3476
キロメートルで地球の約4分の1の大きさです。
質量は地球の81分の1ほどで、地球の重力に捕らえられて
います。
月の表面はクレーターや平原で覆われており、これは数多く
の隕石衝突の結果です。
大気がほとんどないため、昼夜の温度差が非常に大きく、昼
は約110℃、夜は-170℃にも達し、その差は200℃以上に
もなります。
月は約27.3日の周期で地球の周りを公転し、自転周期もほぼ同じ
ため、地球からは常に同じ面が見えます。
ただし、月の軌道が完全な円ではないことや自転軸の傾きにより、
地球からは月の表面の約59%が観察可能です(秤動現象)。
月の満ち欠けは、月・地球・太陽の位置関係によって変わります。
新月は月が地球と太陽の間にあるときで、月の光が地球に届かず
見えません。
満月は地球が月と太陽の間にあるときで、月の全面が太陽光を反射
して見えます。
半月や三日月はこれらの中間の角度で見える形です。
また、月は文化的にも重要で、多くの民族が月を基にしたカレンダーを
使い、詩や絵画にも多く登場します。
宇宙探査の対象としても重要で、1969年のアポロ11号による人類初の
月面着陸など、多くの探査が行われています。
VesperaⅡとSeestarS50の撮影体験
VesperaⅡ

月 月齢8.4 VesperaⅡ 撮影日 2025年6月4日 撮影者 静岡県 Jhosua 氏
VesperaⅡは最新のスマート望遠鏡で、50mm口径のアポクロマート
レンズ(クアドラプレット、フィールドフラットナー付き)を搭載し、
焦点距離は250mm、F値はF5です。
大型1/1.2型の裏面照射型SONY製IMX585カラーCMOSセンサー
(約830万画素)を備え、4K ULTRA HDの高精細画像が撮影可能です。
画角は2.5×1.4度で、ライブモザイクモード時は最大4.3×2.4度まで
広げられます。
設置や操作は非常に簡単で、スマートフォンやタブレットの専用アプリで
手軽に天体観測や撮影が楽しめます。
撮影した画像はPixInsightなどのソフトで画像処理を行うことで、より
美しい天体写真に仕上げることができます。実際に喜界島で撮影された
プレアデス星団(M45)や馬頭星雲(IC434)などの高品質な写真が
公開されており、その性能の高さがうかがえます。
SeestarS50


月 月齢22.0 SeestarS50 撮影日 2025年2月20日
SeestarS50は50mm口径の3枚構成EDアポクロマートレンズを搭載し、
焦点距離は250mm(F5)です。
受光素子はSONY starves IMX246(1/2.8インチ、約210万画素)で、
画角は1.28°×0.72°、望遠鏡倍率に換算すると約50倍となります。
経緯台架台のため縦構図での撮影が基本ですが、赤外線感度が高く、
内蔵のデュオバンドパスフィルターと組み合わせることで光害地
でも赤い星雲がよく写ります。
自宅の室内から気軽に撮影できるため、月のない晴れた夜には手軽に
天体撮影を楽しめます。
自動導入機能も優れており、初心者でも扱いやすいスマート望遠鏡
として高い完成度を誇ります。
まとめ
月は地球の身近な天体として、科学的にも文化的にも多くの魅力を
持っています。
満ち欠けや表面の特徴、温度差など独特の環境は観察の楽しみを
深めます。
VesperaⅡとSeestarS50はどちらも50mm口径のアポクロマート
レンズを搭載したスマート望遠鏡ですが、VesperaⅡは高画素・
広画角で本格的な天体写真撮影に向き、SeestarS50は気軽に
自宅からの撮影に適したモデルです。
どちらもスマートフォン連携で操作が簡単で、月や星雲などの
美しい天体写真を楽しむのに最適な機材と言えます。
VesperaⅡの購入はこちらからできます
SeestarS50の購入はこちらからできます

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