秋の夜空で、ぜひ注目したい天体が天文
現象の紹介です。
ペガスス座にある有名な渦巻銀河 NGC
7331 に、2026年9月1日、新しい超新
星が発見されました。
名称は SN 2026aaiv。発見時は17.33
等ほどでしたが、その後急速に明るさを
増し、9月7~8日頃には12等台の明るさ
の観測が報告されています。
発見からわずか数日で、多くのアマチュア
天文家に注目されております。
タイトル画像
NGC7331
Seestar S50撮影
2025年6月16日撮影
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NGC 7331に現れた超新星
NGC 7331に現れた超新星 SN 2026aaiv
SN 2026aaivを発見したのは、地球接近小惑
星などを監視する自動掃天観測システム ATLA
S です。
2026年9月1.47日、ATLASはNGC 7331の
近くに17.33±0.19等の新しい光源を捉えま
した。
前日の8月31日には検出されていなかったた
め、この天体の出現、あるいは急激な増光は、
ほぼ24時間以内に起きたと考えられています。
現在、この天体は分光観測によって Ia型超新星
と分類されています。
Ia型超新星は、白色矮星が伴星から物質を受け
取るなどして、核融合反応が暴走的に進み、星
そのものが吹き飛ぶタイプの超新星です。
発見時の17等級から13~14等級まで明るくなった
ということは、見かけの明るさが数十倍規模で増し
たことを意味します。
9月4日に13.7~14.0等前後が記録されています。
さらに9月7~8日の観測では12等台に更に増光
しているとの報告があります。

NGC7331
Seestar S50撮影
2025年6月16日撮影
出現銀河のすぐ傍に見えるステファンの五つ子
NGC 7331といえば、天体写真ファンには
おなじみの銀河です。
この銀河は、ペガスス座の ステファンの五つ
子 のすぐ近くに位置しています。
NGC 7331そのものは、地球から約4,500万
光年離れた、私たちの天の川銀河にもよく似
た大型の渦巻銀河です。
見かけの大きさや形、質量が天の川銀河に似
ていることから、「天の川銀河の兄弟銀河」
のように紹介されることもあります。
NGC 7331の周囲には、遠方の小さな銀河が
複数集まって見えます。
これらが写真の中でステファンの五つ子と同
じ構図に収まるため、天体写真では非常に人
気の高い撮影対象です。

ステファンの5つ子
Seestar S50撮影
2025年6月16日撮影
2026aaivについて
今回の超新星は、NGC 7331の中心から東へ
約19.9秒角、南へ約20.5秒角離れた位置にあ
ります。
つまり、銀河の明るい中心核のすぐ近くに、
新しい星の爆発が現れたことになります。
観測位置
SN 2026aaivの位置は次のとおりです。
赤経:22時37分05.618秒
赤緯:+34度24分35.37秒
母銀河:NGC 7331
星座:ペガスス座
超新星の種類:Ia型
NGC 7331は、秋の夜空で比較的見つけやすい
位置にあります。
ペガスス座の「秋の四辺形」を目印にして、北
西側の星から周辺をたどっていくと探しやすい
でしょう。
ただし、NGC 7331自体も約10等級と決して
明るい銀河ではありません。
東京などの都市部では、目視で見つけるのは
かなり難しく、口径の大きな望遠鏡や、十分
な露出を重ねられるスマート望遠鏡が有利で
す。
天体写真の絶好の撮影対象
SN 2026aaivは、天体写真の題材として
非常に魅力的です。
普段のNGC 7331の写真では、銀河の中心部
と淡い腕、そして周囲の小さな銀河を写し出
します。
そこに一時的な明るい光点が加わることで、「
同じ銀河を撮影した写真」でも、撮影日時に
よって大きく印象が変わります。
また、広角撮影すれば、NGC73314とSN
、ステファンの5つ子を同じ画角内に撮影
できるかもしれません。
撮影する場合は、次の点を意識するとよい
でしょう。
NGC 7331を導入し、銀河中心の周辺を拡大
して確認する。
画像を左右反転・回転させる可能性があるた
め、恒星の並びで位置を照合する。
露出時間の異なる画像を用意し、銀河中心部の
飽和を避ける。
可能ならRGB画像だけでなく、L画像やモノクロ
画像でも記録する。
撮影日時、フィルター、露出時間、推定光度を必ず
記録する。
過去画像があれば、同じ構図で比較する。
スマート望遠鏡では、NGC 7331を自動導入した
あと、スタック画像を保存しておくと、超新星の
位置を確認しやすくなります。
海外の報告では、Seestar S50を使い、10秒露出
を約2時間重ねてSN 2026aaivを写した例も紹介
されています。
もちろん、表示される画像の明るさは、ライブス
タックの処理や画面上のストレッチに大きく左右さ
れます。
光度測定を目的とする場合は、通常の観賞用画像
とは別に、校正済みの画像データを保存しておく
必要があります。
関連記事リンク
まとめ
秋の夜空で、ぜひ注目したい天体が天文
現象を紹介しました。
ペガスス座にある有名な渦巻銀河 NGC
7331 に、2026年9月1日、新しい超新
星が発見されました。
名称は SN 2026aaiv。発見時は17.33
等ほどでしたが、その後急速に明るさを
増し、9月7~8日頃には12等台の明るさ
の観測が報告されています。
発見からわずか数日で、多くのアマチュア
天文家に注目されております。
ここしばらくは、増光中のSNの様子を撮影
できそうです。

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