アポロ型近地球天体「1998 SH2」が、最近
の観測で彗星活動が確認されました。
NASA/JPLの発表では、軌道のわずかなずれ
から非重力加速度が疑われ、深い観測画像に
よって弱いが明瞭な尾とコマが捉えられたた
め、彗星であることが確定したとされており
ます。
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タイトル画像は本文の天体とは関係ありません
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1998 SH2とは
1998 SH2は、1998年9月17日にKitt Peakの
Spacewatch観測で発見されたアポロ型近地球
天体です。
発見当初は小惑星として登録され、長いあいだ“
岩石質の天体”として観測されてきました 。
しかし2025年の接近時、軌道が重力だけでは
説明しきれないほどずれていることが分かり、
そこから「もしかすると彗星活動があるのでは
ないか」という疑いが強まりました 。
その後の深い観測で、弱いコマと尾が確認され、
彗星であることが裏づけられました 。
何が見つかったのか
今回のポイントは、派手な増光ではなく、非常に
弱い尾とコマが見つかったことです。
つまり、普通の彗星のように目立つ姿ではなくても、
太陽熱で氷が昇華してガスを放出している証拠があ
ったわけです 。
このガス放出は、天体の進路にもわずかな“反動”
を与えます。
観測では、その非重力的な加速度が軌道計算の
ずれとして現れ、最終的に彗星活動の存在が推
定されました 。
なぜ重要なのか
この発見は、「小惑星」と「彗星」の境界が思ったより
曖昧であることを示しています。
見た目は小惑星でも、内部に揮発性物質を残していて、
静かに活動している天体があるということです 。
また、近地球天体の軌道予測では、重力だけでなく、
こうした微小な噴出による影響も考慮する必要があ
ることが分かります。
地球防衛や衝突確率の評価を考えるうえでも、非常
に示唆的なケースです 。
関連記事リンク
コメットハンター関勉のHPより
NASA Study Finds Near-Earth Asteroid Is
論文:Non-gravitational acceleration indicative
of cometary activity of near-Earth object |
(875163) 1998 SH2のデータ。
彗星活動検出を報じるCBETとMPEC。
論文の主張とは異なり、1998年-2025年
の397個の観測からは、非重力効果は検出
できなかった、と。
(星の好きな人のための新着情報より引用)
まとめ
アポロ型近地球天体「1998 SH2」が、最近
の観測で彗星活動が確認されました。
NASA/JPLの発表では、軌道のわずかなずれ
から非重力加速度が疑われ、深い観測画像に
よって弱いが明瞭な尾とコマが捉えられたた
め、彗星であることが確定したとされており
ます。
小惑星なのか彗星なのか境界が曖昧な天体
がこれからも見つかりそうな予感です。

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