暗い星で構成され見落としがちですが、肉眼で見える散開星団を伴う
黄道12星座に所属している星座です。
明るい星が多く印象的なふたご座としし座の間に見えます。
地味な星座ですが、肉眼で見えるプレセペ星団を伴い意外とおもしろい
星座です。
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かに座の見つけ方
ふたご座のポルックスと小犬座のプロキオン、しし座のレグルスの
3つの明るい星を結んだ中央にかに座があります。
ややいびつな四辺形に並ぶ星で構成されるのが本体で、そこから
手足になる明るいα星とβ星等から構成されております。
暗い星ばかりなので目立ちませんが、一度認識できれば、意外と
わかりやすい星座になります。
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「かに座」の見つけ方や誰かに教えたくなる星の話 – 星座図鑑 アストロアーツ監修
2022年3月の星空 月刊天文ガイド
プレセペ星団について
かに座に目をやると4つの星に囲まれたぼんやりとした光の光芒が見えます。
昔、中国では、積し気(ししき)「死体から沸き登ったガスの塊」
と呼びました。
気味の悪い名称がつくという事はそれだけ神秘性のあるという裏返しでしょうか。
双眼鏡で見ると明るい星の集まりだとわかります。
これは、M44で、プレセペ星団と呼ばれております。
プレセペ星団を囲む4つの星から手や足の広がりを思わすように星を結びつけると
かにのイメージが広がり、かに座の四辺形の中央に位置するプレセペ星団の光芒は、
かにが噴出した泡のようです。
プレセペというのは、「かいば桶」の意味で2匹のロバが桶のかいばを食べていると
見立てたようです。
イギリスでは、ビーハイブ(みつばちの巣)と呼ぶそうです。
星団を構成する明るい星々が蜂のように群がっている姿を連想したようです。
実際にもプレセペ星団を構成する星々が秒速41kmの速さで、いっかくじゅう座の方向
へ進んでおります。
参考及び引用文献 藤井旭の星雲星団ガイドブック
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メシエ天体ガイド M44 アストロアーツ
天体写真ギャラリー M44 アストロアーツ
まとめ
今回は、かに座のお話をしました。
地味な星座ですが、肉眼で見えるプレセペ星団を伴っており、
肉眼でもぼんやりその姿を見る事ができます。
双眼鏡なら市街地の中でも、明るい散開星団だと確認できます。
次回は、かに座に関連したギリシや神話について触れて見たいと
思います。
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