こんにちは!星空を愛する皆さまへ
2025年も「遠州天体写真愛好会」による天体写真展
『星空浪漫 in みをつくし』が6月に開催されました。
会員による力作に宇宙へのロマンと感動を、会場で体感
された事と思います。
今回は、写真展の展示作品の中でも注目度が高かった
2024年の紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)
肉眼で長い尾が見えた大彗星になりました。
そして、2024年10月14日、紫金山(ツーチンシャン)・
アトラス彗星は今年最大の話題となる天体ショーを見せて
くれました。
この日は彗星自体がもっとも明るく、そして長い尾が
西の空にしっかりと現れ、多くの天文ファンを魅了
した日として記録されます。
今回はこの日の彗星の美しい天体写真を再び紹介します。
タイトル画像 紫金山・アトラス彗星(C/2023A3)
2024年10月14日
撮影者 遠州天体写真愛好会 田代貞氏
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最も明るくなった紫金山・アトラス彗星――10月14日の姿
昨年の10月14日、夕焼けとともに空を眺めていたあなたは、
西の空でぼんやりと光って漂う“ほうき星”を見つけられたか
もしれません。
それが、紫金山・アトラス彗星。この日は、彗星が地球に
最接近した直後ということもあり、明るさは3等級前後と、
空の暗い郊外であれば肉眼でもぼんやりとその姿を捉える
ことができました。
【明るさ・見え方】
恒星や惑星と違い、彗星は点ではなく淡く拡がった輝き。
それが夕空にまるで時間が止まったかのようにぽっかりと
浮かび、そして核からスッと伸びる長い尾が印象的。
この尾は、彗星の本体である「核」が太陽の熱で噴き出し
たちりやガスによって形作られており、撮影された画像
では壮大な1本の光の帯が映るほどでした。
【時間帯と場所】
10月14日は、日没後の18時前後から西の空を注目するとよい
条件。
市街地では夜空が明るいためやや見づらいものの、双眼鏡や
三脚を使ったカメラ撮影なら、尾の構造まで比較的クリアに
記録することができました。
【観察の体験・魅力】
“今夜が最後かもしれない”――紫金山・アトラス彗星は予測では
数万年に一度しか地球近傍を通らず、私たちが再び肉眼で見るチ
ャンスは生涯に一度きりとも言われています。
夕焼けの余韻が残る空に現れる彗星は「一期一会」の天体。
見る人の心に“遠い宇宙からの旅人”というロマンと、天体観測の
素晴らしさを深く刻みました。
【撮影・記念】
多くの天文ファンがこの日カメラを空に向けて、長い尾を伸ばして
輝く姿を撮影。
SNSなどでも多くの写真がシェアされ、「今年最大の感動!」と
の声も多数。
星好きにとってはもちろん、普段あまり夜空を見上げない人に
とっても、心に残る夜になったのではないでしょうか。
たった一晩の輝きかもしれない。でも空を見上げたすべての
人に「宇宙の美しさ」と「今ここでしか出会えない瞬間」を
プレゼントしてくれた紫金山・アトラス彗星――次は数万年
後、未来のどこかでまた、この“雪だるま”が尾を引くのを誰
かが見つめるのかもしれません。
【参考:観察のヒント】
西の空がひらけた場所で観察するとよい
明るさは3等~4等級。空が暗い郊外なら肉眼でも
双眼鏡や一眼レフ+望遠レンズがあれば撮影も可能
再来のチャンスは万に一つ。まさに天文ファンならずとも“
一期一会”の観測対象
10月14日の紫金山・アトラス彗星の撮影画像
2024年10月14日の紫金山・アトラス彗星の撮影画像を
紹介します。
撮影者は、遠州天体写真愛好会の田代貞氏です。
6月の遠州天体写真愛好会の写真展でも話題になりました。

紫金山・アトラス彗星 2024年10月14日撮影
撮影者 遠州天体写真愛好会 田代貞氏
撮影者のコメント
昨日は五和にて彗星を撮影しました。
空が暗いので肉眼で20℃以上の尾がまるでサーチライト
の様に見えました。
茶畑の風景を入れて24mmレンズでスケール感を出して
みました。
とりあえず一枚撮りでサッと処理してみました。
久しぶりの大彗星で一人興奮していました。

撮影者のコメント
10/14に春野町五和で撮影した画像を処理して
みました。
多少雲があってすっきりしませんが針状のアン
チテイルが山に突き刺さっていました。
2024.10.14 18h22m 3.2秒×20枚
コンポジット
タムロン70-200mmF2.8→70mmF4
iso2000
EOS6D(HKIR) 三脚固定

また、この日は同彗星のアンチテイルが
大変よく見え話題になりました。
画像は、白黒表示で、アンチテイルを
強調した画像です。
撮影者のコメント及び撮影条件
話題のアンチテイルですが、五和でまだ彗星高度が高い時に撮った画像を処理してみました。
白黒化した拡大画像も添付します。かなり長いです。
14日に彗星の軌道面を地球が横切っているので特に濃く細く見えたようですね。
データ
2024.10.14 18h18m 3.2秒×10枚コンポジット
タムロン70-200mmF2.8→107mF4
EOS6D(HKIR) iso1600 三脚固定
まとめ
遠州天体写真愛好会の会員が一年間かけて撮影した、選り
すぐりの天体写真が一堂に会する遠州天体写真愛好会の
写真展が6月に開催されました。
星空の美しさ、宇宙の壮大さ、そして撮影者たちの熱い思い
が伝わる作品ばかりでした。
今回は、写真展の中でも注目度の高かった紫金山・アトラス
彗星。
今回は、この彗星が最も明るくよく見えた10月14日の
撮影画像を紹介しました。
肉眼彗星の出現は非常に稀です。
この体験や写真が、天文ファンの間で語り継がれることでしょう。

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